先日横浜市主催で行われた、木材利用促進の講習会で講師で来られていた安井さんのオススメ本が届きました。
建物に特殊要件がある場合、建築士は法令集を開いて確認してをしますが、独特の言い回し、方々に飛んでいる内容を読み解くにはかなり慣れが必要です。
内装制限と言われる建築の規制に特化したこの本は実例を見ながらかかる法令もわかり、また構造と規模、建物用途からどこまでの規制がかかるのかもわかりやすく一覧表になっていました。
今後は住宅よりも規模の大きな木造建築が増えますので必須の一冊ですね。
この先の青木工務店イベント・見学会のお知らせ
すっかりと寒くなってきました!でもこの来週末から青木工務店は毎週イベントが計画されております。是非皆様とお会いできることを楽しみにしておりますので是非ご参加くださいませ!
1.東林間S邸構造現場見学会
2014年11月29日(土)10:00から16:00まで
平屋の長期優良住宅です。リビング・ダイニングの解放された空間に、地松のタイコ梁が気持ちよく架かっております。準防火地域ですが、外壁はすべて板張りで、防火対応の樹脂サッシも初採用です。
贅沢な平屋に憧れる方、是非どうぞ!
2.中野区弥生町T邸完成現場見学会
2014年12月上旬(プロ向け・要予約)
1階RC+2・3階木造の防火地域に建つ木造耐火構造の住宅です。
青木工務店では初の木造耐火構造!メンブレン耐火は分厚い石膏ボードで躯体を覆い、保護しております。外壁も分厚いので、全体的にガッシリとした重厚感。木造の新たな可能性!
3.神奈川県森林伐採見学バスツアー
今年も森林見学バスツアーを開催します(全木協神奈川県協会主催)。
私がツアーリーダーとなって、神奈川県産木材を使用した現場見学と、県内の山での伐採見学、貯木場から製材所までを実際に見て廻るツアーです。
お申し込みは弊社までどうぞ!
4.鎌倉市N邸構造見学会
2014年12月13日(土)10:00から16:00まで
2階建の長期優良住宅です。2階にリビング・ダイニングを設けており、プライバシーを確保しつつ、贅沢な眺めを見ることができます。1階の間取りで用途の可変性についてもポイントがあります。
注文住宅ならではの、創意工夫を反映したお住まいを希望の方、是非どうぞ!
5.横浜市戸塚区S邸完成見学会
2014年12月20日(土)10:00から16:00まで
2階建の長期優良住宅です。コンパクトな二世帯同居住宅を地域材を使用して建てております。耐震性、省エネルギー性を確保しながら、注文住宅らしい様々な工夫を現場で確認していただきたい!
CLT①
住まいのコンシェルジュ 第388回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日にテーマは「CLT①」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。
次回も引き続き、「CLT②」についてお話いたします。次回もお楽しみに!
ジャパンホームショー
昨日から3日間、東京ビックサイトにて住宅関連の展示会、ジャパンホームショーが開催されております。初日に私も見にいきました。
工務店支援コーナーとして、今年もJBNが出展しています。今年は私は役割が無いので、ゆっくりと見てまわりました。
JBNには、木造応急仮設住宅の展示です。これはロフト付きの静岡県の限定モデルとなります。
昨年よりも来場者が多いです。大きなメジャーメーカーの出展が減る中で、小さいながらも個性の強い商品のメーカーが目立ちます。
モデルハウスでも採用している、シモタニさんのペレットストーブ。洗練されたデザインもお気に入りです。
出っ張りの少ない、換気フードです。使ってみたいですね。
わざわ座という取り組みのお話も伺いました。現場の端材などでも、素敵な家具を統一ディテールで創るプロジェクトです。エコで楽しいですね。
久しぶりにじっくりと見て回ることができました。
自立循環型住宅①
住まいのコンシェルジュ 第386回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日にテーマは「自立循環型住宅①」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。
次回も引き続き、「自立循環型住宅②」についてお話しいたします。次回もお楽しみに!
祝!鎌倉市N邸上棟!!
昨日は秋晴れの天気の下、鎌倉市で工事中のN邸が無事に上棟いたしました。
リバーサイドに立つN邸は、杭による地盤改良をしっかりと施した地盤の上に建っております。陽当りが抜群に良く、冬至期でも日の出ともに朝日を受けられるように窓の配置に配慮をいたしました。
構造の木材はもちろん、神奈川県産材を中心とした地域材を利用しております。建物は長期優良住宅で、こちらも地域型住宅ブランド化事業の「かながわ200年の家」仕様です。
Nさんのお父様は私にとってかけがえのない恩人でしたが、昨年残念ながら亡くなっております。しかし、今日は現場にも来られていました。そんな気がしました。
N様、おめでとうございます。そして、上棟式ではご馳走様でした。今後とも安全第一で進めて参ります。どうぞよろ
ジャパンホームショー②
住まいのコンシェルジュ 第385回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日にテーマは「ジャパンホームショー②」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。
次回は「自立循環型住宅①」についてお話しいたします。現在の技術で十分に実用できるエコ住宅設計手法です。次回もお楽しみに!
ジャパンホームショー①
住まいのコンシェルジュ 第383回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日にテーマは「ジャパンホームショー①」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。
次回も引き続き「ジャパンホームショー②」についてお話いたします。次回もお楽しみに!
省エネ住宅の住まい方②
住まいのコンシェルジュ 第383回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日にテーマは「省エネ住宅の住まい方②」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。
次回は毎年行われている住宅展示会イベント「ジャパンホームショー①」についてお話しいたします。次回もお楽しみに!
木造建築物の防耐火設計
昨日は午後から関内にて、横浜市が主催する「木材利用促進研修会に参加をしてまいりました。数回に渡るテーマで、公共建築物等の木材利用促進法に基づく横浜市の活動の一環でこの研修会が行われております。横浜市の建築局も木造に関する知識が乏しいので、皆さんと一緒に勉強していきましょうというスタンスとのことですが、素晴らしい取り組みです。大和市では計画もまだ作成されていないとか、、、、。
今回は燃やし系設計事務所の第一人者、安井先生のお話という事で楽しみに行って参りました。安井さんは木造建築など法令改正に伴う数々の実証実験のコンサルもなされており、JBNでも省令準耐火、外壁板張り防火でも大変お世話になりました。事務所でも色々なお話をさせていただきました。何よりも木材が好きな方なので嬉しいです。
青木工務店でも都内で建築中の物件の一つに、初の木造耐火構造住宅があります。1階RCで、2・3階が耐火木造です。一見では普通に見えますね。
耐火性能は高い順に、耐火→準耐火→防火→準防火→裸木造となります。
準耐火までは「〇〇分という一定時間まで耐えれば良い」という考え方です。
一方、耐火は「消火活動をしなくても、倒れない」という性能を要求されます。
耐火は火事が起きないと勘違いされやすいのですが、内装や家具などはどの建築にもありますので、それらが燃えることで火事はどの構造の建物でも起こります。
こちらはバルコニーの笠木です。参考に私の愛用のシャープペンを置いて見ました。幅がとても厚い事がわかりますか?今回は木住協という住友林業さんを中心とした団体で認定された木造耐火構造でつくっております。いわゆるメンブレン耐火というもので、木材を燃えないように保護して造られた耐火構造です。
外壁にはALCを張った上にサイディングで仕上げているので、これまでにない壁の厚みとなりました。バルコニーなので両面です。
コンセントボックスもスチール製。さらに何重もの分厚い石膏ボードが見えるでしょうか。わずかに見える銀色のクロスも耐火に必要となる部材です。
階段も木製でつくった上に、石膏ボードでくるみ、さらにその上から木材を張りました。避難のためには階段が焼け落ちては話になりません。もちろん、壁の耐火被覆が終わった後に階段を取り付ける事となります。
これらは仕上げられるとすべて見えなくなってしまいます。
折角の機会ということで、安井先生からは沢山の実験の様子の動画を流して解説してくれました。通常の火事では見れない、室内からの様子です。燃え広がり方、フラッシュオーバーまでの様子、煙の色、窓から吹き出た炎の様子、その燃え広がり方など。今回も大変勉強になりました。ありがとうございました!
工務店のつくる中規模木造建築
昨日は久しぶりに東京大学を訪れました。木質構造の稲山先生の研究会に意見を申し上げる立場でJBN工務店として出席です。
JBN工務店としては、3階建てまでの非住宅木造建築分野への取り組み強化として、研究会では必ずしも鉄骨造の必要の無い規模の建築に対して木造普及を視野に活動をしております。
稲山先生の講演は何度も聴講しております。 続きを読む 工務店のつくる中規模木造建築
省エネ住宅の住まい方①
住まいのコンシェルジュ 第382回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日にテーマは「省エネ住宅の住まい方①」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。
次回も引き続き「省エネ住宅の住まい方②」をお話しいたします。次回もお楽しみに!