青木工務店は今月が決算です。1年を締めくくり、毎年あれこれと思いを巡らせるのですが先ず思うのは、今期もお客様に支えられて過ごすことができたありがたさです。会社はなかなかいう事をきかない大きな生物のようですが、反省を活かして必ず改善に向くように先ずは私がすっかりと変わり続けなければなりません。
先日の福島県出張でも、日々の生活のありがたさを痛感する一コマがありました。
講習会の会場となった建物に張られているこの表は、東日本大震災で安否確認の様子や建物の損壊を表したものです。

震災後、この場所は仮設住宅建設の前線基地でした。写っている和田さんはエコビレッジといういわき市の工務店社長です。地域でリーダーシップを発揮して苦難を皆で乗り越えていったのでした。
朝日が昇ると町に人が出てきて掃除をしたりごみ出しをする。道路に車が走る。電車が時間通りに駅に到着する。そんな日常があることの大切さを強く感じました。
来期はお客様の日常の生活に寄り添えるような提案と実現を、企画・設計・工事・メンテナンスを通じてより深化させていきたいと思っております。
昨日は早朝から横須賀市久里浜に移動です。全木協神奈川協会主催で木造応急仮設住宅講習が行われました。
午前中は座学です。皆さん忙しい中多くの方が集まってもらえて本当に感謝です。ここ数年の活動が報われた思いで感激しました。応急仮設住宅の取り組みの意義と、実際に東日本大震災で建てられた工務店の体験談、木造応急仮設住宅の建設方法など広範囲に渡って勉強をしました。

私も講師としてお話ししました。 続きを読む 全木協神奈川協会木造応急仮設住宅講習 →
昨日は15時より、下鶴間にある観音寺さんにて大和太子講の集まりでした。毎年この時期に、地域の建築関連の会社や職人が集まって、その年の安全祈願と懇親を深めます。太子堂の中には聖徳太子様が祭られております。

聖徳太子は建築の神様でもあります。伝統を重んじながらも新しいものを導入する考えは建築にももちろん通じます。聖徳太子を祭るこの「太子講」は全国各地にあるようです。大和太子講も戦争の動乱時期には一時中断しておりましたが、相当の歴史があるそうです。青木工務店では祖父の時代から参加をしており、この時に羽織る半被も祖父から父、そして私に引き継がれております。

参加者は他の集まりでも良くお見かけする方ばかりです。その中では私が最年少です。毎年高齢で亡くなる方、事業の承継者がおらず会社が無くなってしまうなど参加者が減ってきているようです。若くて独立された方なども新規に募集しても良いかもしません。おそらく特別な規定など無いのではと思います。
週刊ダイヤモンドの最新号でも、見出しのテーマが取り上げられておりました。一般紙でもこうなってきているには、国を挙げて本格的な住宅ストック(建てられた住宅)の有効活用の道筋を考えているからです。注目されることは嬉しいことですね。

青木工務店でも単なるメンテナンスリフォームから視野を広げて、お客様のご家族、将来の夢に寄り添って建物や立地の持つポテンシャルからご提案ができるようにしてまいります。
昨日お会いしたリフォーム予定のお客様にも、少し余計だったのかもしれませんがあれこれと先の展望も考えてあらゆる可能性について少し触れさせていただきました。設計や工事をする会社なので「結局仕事が欲しいだけじゃないか」と思われてしまうのですが、お客様の疑問やご要望、悩みなどにプロとしてのご提案することができればと切に願っております。私の会社が持つインフラや職人技術がそこに最大限活用できるように、今日も会社を磨くのです。
日曜日ですが、大工皆で出勤です。今日は皆で総力を挙げて大和天満宮のお宮さんを弊社にてお預かりするため、大移動を行いました。

事前に見に行った様子で、相当な重さがあるように見えておりました。それは檜皮葺という屋根によるものだと思います。日本家屋の屋根は重くすることで建物を落ち着かせて安定させているものが多くあります。木の皮一枚では軽いのですが、空気が入らないようにピッチリと重ねると相当な重さになることは、電話帳や辞書を想像されるとご理解いただけるのではないでしょうか。

声を掛け合って、安全に、慎重に作業を行いようやくトラックに載せることができました。この後会社に運ぶのもノロノロ運転で余分な振動を加えないようにしていきました。そして無事に所定の場所に保管。皆さんお疲れ様でした。
大和駅前の再開発がいよいよ着工となり、大和天満宮も解体されます。
新しい建物の中に天満宮が作られるようですが、工事期間に御魂が仮住まいする仮の社を作り昨日の夕方納めました。

お客様の家を作る仕事を生業としていますが、神様のお家(仮住まいですが)を作る経験は初めてです。杉と桧の香りに包まれて、住まい心地はどうなのでしょう?
突然の事で急遽拵えたのですが、まずは間に合って良かったです!
青木工務店では仕事始めの日は毎年座間神社さんにお越しいただいて社員大工全員でお祓いを受けております。1年間の皆さんの安全と現場の安全祈祷です。
お祓いを受けますと、気持ちもピリリと引き締まります。今年の年男は島田棟梁と石倉棟梁です。10代から見習い大工で来ていた二人ももう36歳。身体もバッチリ、実務経験も十分の一人前の大工に成長しております。

午後からは相模大野のホテルに移動して協力業者さんも含めた賀詞交歓会です。基調講演にはリクルートの矢部さんにお越しいただいて中古住宅の流通のお話を戴きました。
写真は恒例の全体写真を撮影しております。現場が忙しくて会に駆け付けられなかった方も多くいらっしゃいます。多くの方に支えられて現場が動いていることを改めて実感する場面です。このメンバープラス欠席者で青木工務店はまた1年元気に現場を進めて参ります。皆様よろしくお願いいたします。

おはようございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
休み明け、社員・大工皆が元気に出社をしております。年末年始の休みで皆が英気を養っております。
午年なので足早に過ぎてしまいそうな1年になりそうですが、お客様とのお仕事の機会の中でより充実した年となりますように、穏やかに前向きに業務に励んでまいりたいと思います。

本日は朝から社員・大工総出で大掃除を行いました。
1年間でよくこれだけ色々とモノが集まるものだと呆れてしまいますが、それだけ色々とお仕事をさせていただいているということでもありますね。片付いた作業場は広いですね~

そして最後は中庭に毎年恒例となっている、干支看板を並べました。来年は午年、青木工務店も早馬のように駆け上がる1年でありますように。
本日で年内業務は終了となります。皆様、この1年も誠にお世話になりました。力量が足りず多分にご迷惑をお掛けしたことも多くありました。経験と知識とスキルを積み重ねて、今後も社業に邁進していきます。来年もよろしくお願いいたします。

神奈川県大和市の青木工務店 品質方針は「社会、地域に必要とされる工務店であり続ける為の魅力ある家作り」