窓を開けられるように造られた建築物、少ないと思いませんか?
これまでも思っていた事なのですが、コロナウイル対策で定期的な換気をする中で特に不便を感じている方も多いと思います。
私たちは普段の住宅の中でも、気候の良い季節の「中間期」には積極的に窓を開けて省エネ化を促したり、また夏の暑い時期でも通風で体感温度が下がりエアコンのボタンを押すタイミングを少なくしたり稼働時間を遅らせれば省エネ!という考え方があります。
一方でオフィスなどは空調機器で室内コントロールする前提で、開口できる窓も少なく、網戸がある事などほとんどないと思います。
わが子の通う保育園も日中は一生懸命窓を開けていますが、先生方は「網戸が欲しい」とおっしゃっておりました。開けているのは基準法上の排煙窓です。
住宅のパッシブデザイン要素を建築にももっともっと取り入れる考えは必要だなと感じます。
確かに自然換気で花粉で仕事にならない、排ガスが入ってきて気持ち悪い、音がうるさくて仕事にならない、書類が風で飛んで困る、などありますが、開けられる事閉められる事とどちらも出来るように造っておくことが大事ではと考えるのです。