北海道視察②(JBN中大規模木造委員会)

2日目の午前は札幌の隣、岩見沢市の武部建設さんを訪れました。

武部さんの会社を訪れるのは今回で4回目。

前回は10年以上前でした。

古民家再生に力を入れている武部さん。

開拓民が持ち込んだ古家を解体して使える材を引き取ってストックしています。

新築住宅や非住宅木造建築などで再利用されています。

作業場の様子です。

武部さんは大工育成をライフワークに続けておられます。

しかも社員大工です。

3人の棟梁がそれぞれの現場の墨付けを進めておりました。

こちらは最近建てられた敷地内にある武部さんの自宅。

作業場に来る大工さんの様子を見つつ暮らしています。

古材とこの丸太柱、道産カラマツの無塗装外壁が最近の武部建設さんの建物のアイコンになっていました。

こちらは20年近く前の古民家モデルハウスです。

この建物も敷地内にあります。

実は初めて入りました。

富山県の古民家が北海道に移築され、武部建設さんで再移築されリノベーションされています。

古材の利用のノウハウを色々教えていただきました。

こちらはノースファームストックという会社の工場と店舗です。

店舗部分は山脇さんの構造設計とのことです。

構造美が店舗の雰囲気に溶け込んでいました。

こちらは教会です。

素晴らしいロケーションにポツンとあり、質素な佇まいが築3年ですでに名建築の雰囲気でした。

簡素に作ったと解説いただきましたが、外壁や丸太柱などアイコンはしっかりと反映されていて抜かりはありません。

施設を管理されているご夫妻のお話からもとてもよい建物である事がわかりました。

ありがとうございました。