先週土曜日は毎年恒例となっている全木協神奈川県協会主催の森林見学バスツアーを行いました。

参加者は50名以上となり今年もバス２台での開催です。

青木工務店からもお客様が参加され、私は全木協神奈川県協会の会長として主催者参加をいたしました。

先ずは青木工務店の設計施工現場で神奈川県産木材をふんだんに使用しております、町田市Y邸を見学していただきました。

木質感あふれ曲がり材や丸太材を巧みに組み上げた建物に皆さん感嘆しながら見学されておりました。

Y様、見学のご協力ありがとうございました。

お昼ご飯を挟んで木材の伐採現場を訪れました。

伐採現場は毎年変わっておりますが、今回はたまたま昨年と同じ杉本林業さんがご協力くださいました。

神奈川県森林再生課の藤井さんに森林資源と環境対策との関係をお話しいただきました。

普段道路から何気に見かける山の木の見方が変わっていくと思います。

藤井さんもお休みの所ありがとうございました。

山に入るので、この熊用スプレーを今回は用意しておりました。

見学中は私も物音や様子の変化を今回は特に目配りをしておりました。

幸いに熊は出てこなかったので良かったです。

杉本林業さんのお話では今期も何回かクマに遭遇したと話しておりました。

杉本林業の杉本社長からも、実際に林業家としてのお話をしてくださいました。

祖父が植林した樹木を伐採している、という事で林業の時間タームについて改めて凄い事だと思いました。

今回はご子息もお手使いに来てくださっておりました。

お父さんの仕事はかっこよくて環境にとても良い仕事だと胸を張って是非跡を継いでほしいと私からもお伝えいたしました。

杉本林業の皆様、ありがとうございました。

夕方からは市川屋さんの製材所、フォレスト津久井で製材所と乾燥施設、クリスマスリース造りを行いました。

使う枝葉はもちろん県産木材です。

ヒノキの葉を用意して皆様思い思いのリースを作っておりました。

葉の形や香りなど実際に触れて刷り込まれたことでしょう（笑）

製材所では実際に丸太が加工され、乾燥炉に入り、仕上げからグレーディングまで行われていく様子を見学いただきました。

そして加工で出た端材などが余すことなく使用され、最後はチップ材として再利用されていく事も見ていただけたと思います。

本丸の建築用材としての長期利用としての炭素固定効果と相まって木材は本当に素晴らしい材料なのです。

バスツアーは皆様のご協力もあってトラブルなく無事に完了する事が出来ました。

御参加の皆様、そして準備や当日の対応を戴いた皆様、本当にありがとうございました。

実は今回、私の家族も参加しておりました。

写真は娘の作ったクリスマスリースです。

バランスよく上手にに仕上がっております。

今年のクリスマスはまた格別になりました。