輪島市中心部の朝市エリアです。

かつての観光の中心でにぎわった街並みは火災で焼失してしまいました。

まるで爆弾でも落とされたような光景です。

火災の熱で飴のように曲がった鉄骨は火災の恐ろしさを感じます。

鉄筋コンクリート造の建物も全焼です。

地震の火災は消防車などの消火活動が出来ない事が最も恐ろしいのです。

可燃物を全て焼き尽くして火災はようやく納まります。

火災現場から道路を挟んで立っていた住宅は健全性を保っているように見えました。

しかし外壁の色が何かおかしいです。

火災の熱で外壁が変色してしまっているようでした。

高温となる上にいくほと変色が目立ちます。

そして熱で割れた窓ガラス、雨樋は火災の恐怖を思い起こさせます。

エアコンの配管カバーも溶けています。

そして奥の縦長の窓サッシのガラスも割れています。

これだけ離れていても熱膨張でガラスが割れているのです。

大変多くの方が亡くなられています。

現地には水を手向けるかた、そしてお花を手向ける方を多く目にしました。

今回の視察を通じて設計者として施工者としての責務を改めて感じました。

お客様や地域に広げて有事に対して少しでも備えができるように頑張って参りたいと思います。