能登半島被災地へ④

木造ばかりが被害が大きかったという事は無くその他の構造も被災しております。

写真は輪島市中心部の7階建てと思われる鉄筋コンクリート造の建物です。

この建物の倒壊は報道でも大きく取り扱われ見られた方も多いのではないでしょうか。

交差点に横たわる建物の様子は大変衝撃的です。

基礎の裏側を見るとなぜ倒れたのか想像ができます。

地域は液状化現象が散見されており、地震の揺れに対し地盤との摩擦や基礎の抵抗力が低下して「スポッ」と抜けるように倒れてしまったのだと思います。

この建物以外も、大きく傾いた8階建てと思い割れる鉄筋コンクリート造の建物がありました。

解体着手予定でバリケードがあり1階の様子は見れませんでしたが、おそらくこちらも液状化現象が原因ではないかと思います。

古い木造だけではく、古いラーメン構造(接合部が硬い構造)の鉄筋コンクリート造の建物も倒壊しております。

2階の重みに一階が潰された建物がありました。

柱がせん断破壊され、圧縮を受けるコンクリートが無くなり潰れています。

全ての柱がせん断破壊しておりました。

ラーメン構造の鉄筋コンクリート造の建物が弱い事はもっともっと広く広めなければ、鉄筋コンクリート造安心神話を信じて被害が増えるのと思います。

学校建築で多いですが耐震補強では鉄骨の斜材で補強をしているのをよく見かけますね。

被災地でもそれらはしっかりと健全性を保っておりました。

歩道付近に見える液状化現象の後です。

砂が噴出して地盤が下がったりすることで上部のものが傾いてしまいます。

他の場所ではマンホールの隆起が目立ちます。

そして水平だった蓋も傾いているので地中内でもグニャグニャに折曲がっているようです。

地震の影響は斜面の崩壊にも大きな影響を与えておりました。

道路の寸断はまだまだ多く物流の支障になっております。

海に向かった斜面は手付かずでしたが、元の地形から大きく変わっている事が想像できます。