日本住宅木材技術センターには銘木保管庫という場所があり、保管されている銘木が展示されております。
加熱試験の見学に併せて、こちらもスタッフ皆で見学させていただきました。

説明は同センターの清水さん。
最近中の木材を整理してより見やすく並び替えをし、新しく説明パンフレットを作成されたそうです。
そのパンフレットを見ながら説明いただきました。
私もここに入るのはかなり久しぶりでした。

一階には巨木を中心に置かれています。
木材をどう使うかよりも、木という生物の寿命の長さと荘厳さを感じる場所です。
この様な木材を見ていて色だとか割れだとかいうのはナンセンスだと私は思います。
すごいエネルギーをもらいました。

2階は板ものを中心とした展示です。
一部外材もありますが、杉、桧、松、欅、栃、銀杏、檜葉、栗などほとんど国産材です。
そういえば楢はなかったかな。
虫害や周囲の環境で木目が変わり不思議な杢が現れると珍重されます。
どうしてこうなったのかな、と想像するのも楽しいです。

こちらは春日局が手植えしたと伝わっているケヤキ。
歴史上の有名人と関係しているだけでなく美しい木肌に木目に特徴があります。

出会い杢と言われる、木目が繋がっているのが特徴です。
同じ木から取られた材も他にたくさんありました。
試験場に併設してこの様な素晴らしい銘木も見ることができます。
すっかり眼の保養になりました。
皆様もお近くに行かれる事があれば、是非どうぞ!
