太陽熱暖房

太陽のエネルギーを1番効率良く使う事は、「熱」として使う事です。自然エネルギー利用では常識ですが、使い勝手と広告パワーで太陽エネルギー利用=太陽光発電 と認識されがちですね。
月曜日は午後から、ある方からの推薦で太陽熱暖房の新しいシステムである「びおソーラー」の説明会に参加しておりました。当時配られたマニュアルなど、イラストが多くキャラクターの絵もかわいいエンドユーザー向けのようなものでした

仕組みはイラストで。屋根の上に載せた集熱器で温められた空気をファンで床下などに送り、室内を温めます。送り先が熱容量の大きいものだと蓄熱されて室内の温度変化が緩やかになります。

かつてはOMソーラー、そよ風といったシステムみたいです。では何が違うのかと言いますと、ソーラー暖房を普及させる為にシステムをシンプルにして、施工性やメンテナンス性、将来の交換を想定して普及品を使用してイニシャルコスト、ランニングコストを低減させている事です。先のシステムはマイコン制御やお湯を作るシステム、太陽光発電との連動など複雑化していたりしていてコスト面で大きな課題があったのでした。

とはいえ、代表の小池さんはOMソーラーを立ち上げた人だったり、びおソーラーを開発した松原さんもOMソーラーの出身者との事です。内部でも色々あったのでしょう。何れにしても私たち工務店にとってお客様にオススメしやすい商品システムが出てきた事は大歓迎です!
特に、住まい手にとって操作がシンプルで、システムがローテクな所が先々の維持管理にとても共感できました。実際に採用された設計者が事例をご紹介されました。基本的な使い方以外の使い方もあれこれ考えられそうです。