法令の採光要件

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建築基準法では、居室などに自然光で明るさを確保するため、部屋の床面積あたりに一定の計算式で採光を確保する必要があります。
写真は都内を歩いていて見かけた建物です。全ての階の窓が西面に大きく空いています。転落防止のために手摺も見えます。
一定の計算式とは、境界と建物の距離、軒先から窓の中心距離、窓の大きさで算出されます。
恐らく、2階、1階の採光が厳しかったのでしょう。でも実際は隣地西側は空地となっていて、自然光は申し分無いはずです。もちろん、いずれ空地が無くなり建物が建てば状況はかわるのですが。
これでは夏場はもちろん、冬場でも室内はオーバーヒートをしてしまいそうです。一律とした決まりの限界を感じます。

まだ梅雨入りしないでほしいです

今朝は初夏のような暑い日になりましたね。風が爽やかで気持ち良いです。
しかし、ゴールデンウィークに旅行に行っていた沖縄地域はすでに梅雨入り。来週には九州も梅雨入りと言われております。神奈川県も週間予報では傘マークがちらほらと出始めております。外壁塗り替え工事、屋根工事、擁壁工事と足場をかけている外がらみの仕事は沢山あります。
まだ関東の梅雨入りはもう少し待ってもらいたいものです。

土を見る②

住まいのコンシェルジュ 第235回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日のテーマは「土を見る②」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。

次回は「家の周り①」についてお話しいたします。暮らしは家ばかりに注目をしがちですが、家の周りにもパッシブ要素を組み入れてさまざまな工夫で住まいはより快適になります。次回もお楽しみに。

薪でお風呂を沸かす

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お打ち合わせをしているお客様宅では、今でも薪でお風呂を沸かしていらっしゃいます。
スイッチポンでお湯を沸かせる時代に、さぞかし大変なのだと思いますが、庭木の枝葉の処分もでき、もちろん化石エネルギーも不使用なので最高にエコロジーと言えます。
私もこのつくりの風呂釜は造ったことがありませんので興味津々でした。

多摩区Y邸ご契約

本日は先週地鎮祭を執り行いました多摩区Y邸の工事契約でした。
設計監理はアトリエKUKAAの大久保さん。大久保さんはi+i設計事務所の飯塚さんの下で実務を重ね、独立されました。新事務所として本格的な最初の建物という事もあり、気合いがみなぎっております。
外皮断熱性の他、火災保険料が大幅割引となる省令準耐火構造など青木工務店としても応援しています。
皆の知恵とアイディアが結集して完成するのが注文住宅で、そこが大量生産の量産型住宅と大きな違いです。ご自宅にあった模型をみながら、そんな事を考えました。Y邸が完成していく様子を楽しみにしてます。

浜松サン工房さん見学

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昨日は午後から企画設計部、建築部全員で車に乗って浜松のサン工房さんを見学させていただきました。3月に竣工した新しい会社施設「資料館」を特別に見せていただきました。
まっすぐな通りから大屋根の一文字瓦が美しい外観です。通りの別方向からは木の架構が美しく見え、別の表情ももっております。
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サン工房の松井社長は、普段から全国の工務店ネットワークJBNの活動においても良くお会いしている業界の大先輩です。今回もそんなご縁で無理を言って見学をさせていただきました。
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私たちはサン工房さんをプロ集団と呼びます。社員ひとりひとりの意識が高く、その波及効果は協力業者をはじめ様々なうねりを造ります。その中心にいるのが松井社長です。ONとOFFが徹底していて素敵な方です。今回も松井社長の渾身の作品に仕上がっております。
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空間に入った時の印象、さりげなく緻密に計算されたディティール。あえて木を隠す、見せるのポイントはとても参考になります。
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初めて訪れる社員も多かったので、別の施設「ギャラリー」と「アトリエ」も案内していただけました。
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意識と現場力の重要性を特に強調してお話しいただきました。更に進化を続けているサン工房さん。今回も沢山の学びをいただきました。松井社長、スタッフの皆様、お忙しいところ誠にありがとうございました。

土を見る①

住まいのコンシェルジュ 第234回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日のテーマは「土を見る①」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。

次回も引き続き「土を見る②」についてお話しいたします。次回もお楽しみに。

床下点検ロボットmoogle

先日、ハウスメーカーさんで開発された床下点検ロボット、moogleの実機を見せていただきました。
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床下25センチまでの高さならば通れる高さです。段差も20センチまでは乗り越えられます。LED照明とカメラで床下の様子をリビングに居ながらリアルタイムで見る事ができます。
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画面はノートパソコン、操作はゲームのコントローラみたいなものです。ラジコンみたいで面白いです。
とても高価なので半端に導入は出来ませんが、工務店で共同採用という事は考えられそうです。
また違った利用方法、発展的なアイディアも浮かびました。

杉並区B邸上棟!

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昨日は杉並区B邸が上棟いたしました。
都内の住宅地らしい、大きかった整形敷地が分解されて新しい住宅用の宅地として生まれ変わっております。
その中で私道を介して専用通路奥の旗竿状の地形という環境を巧みに考慮して計画がなされております。
設計監理はi+i設計事務所の飯塚さんです。適度な籠り感もある計画とのこと。完成が楽しみです。B様、おめでとうございます。

横須賀市N邸上棟!

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横須賀市のN邸の建方作業を行っております。夕方には無事に棟まで上がりました。
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N邸は国土交通省の事業で行われている地域型住宅ブランド化事業採択グループ、かながわ200年の家仕様で作られております。シャープな外観に内部には神奈川県産材のフローリングが使用されます。
事情があって長森建設さんからバトンを受け継ぎ、無事に上棟したので私も感慨深いものがあります。棟梁の渡邊大工さんも張り切ってます。安全にかつ良い建物に仕上げて参りたいと思います。N様、おめでとうございます!

JBN中古流通ワーキンググループ2回目

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昨日はお昼前から都内の研修会や委員会に出席でした。15:00からのJBN中古流通ワーキンググループは第2回目です。地域工務店を主体としたJBNがこれから活性化する中古流通で今後どのようにかかわれるのか、研究しております。
今回は株式会社価値総合研究所の小沢さんにお越しいただきました。価値総合研究所は日本政策投資銀行グループの研究機関です。国土交通省が不動産流通市場の活性化を具体的に検討する場として「不動産流通市場活性化フォーラム」を設置しましたが、昨年度はこのフォーラムの事務局をなされていた組織です(今年度は現在事務局公募中)。前年度の取り組みから私たちもヒントを得ます。
同業界異業種のお話は知らないことも多くとても刺激的です。このWGでは現場でお客様とも多く接するものとして、お客さまの感覚と、家づくりのプロとしての視線を意識して、俯瞰的に考えるようにしております。
第1回目の様子は、日経ホームビルダーの記事に掲載予定です。今後も連載で掲載されるとのことで詳しくは是非記事を見てみてくださいね。

木材料ポイント続報②

住まいのコンシェルジュ 第233回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日のテーマは「木材料ポイント続報②」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。

次回は趣向を変えて「土を見る①」についてお話しいたします。建物を支えるのは地盤、それを構成する土について少し考えてみましょう。次回もお楽しみに。

神奈川県大和市の青木工務店 品質方針は「社会、地域に必要とされる工務店であり続ける為の魅力ある家作り」