本日は午後から横浜ランドマークタワー34階のTOTO横浜ショールームにてお客様と打ち合わせでした。
ここは高い所にあるだけあって、窓からの景色が良く気持ちの良い場所で好きです。
ショールームはこの所予約が先々まで埋まるほど盛況振りで、連休明けの平日にもかかわらず、私がいる間にも次々とお客様が来ておりました。しかも予約無しのフリーの方ばかり。34階なのでもちろん通りすがりということは無いですね。
写真は閉館間際ですが、まだ多くの方が残って打ち合わせをされていました。見学希望の方は、早目早目ですよ。
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祝!目黒区八雲T/T邸、N邸竣工!!
昨日は午後から目黒区八雲で工事中でしたT/T邸、N邸のお引渡しでした。大きな敷地に2件の2世帯住宅と単世帯住宅の3世帯が住まわれる計画です。設計監理は何度もお仕事をさせていただいているKMKaさんです。KMKaさんは女性建築家ユニットで構成された事務所です。完成現場見学会も同時開催でしたが、お客様と本当に穏やかな雰囲気で行われておりました。
大きな空間の2階LDKは完全なワンルームです。
空間に家具ユニットのようにキッチンがあります。
建具は引込戸でしまわれるようになっております。
障子戸は両面に紙が貼られており、断熱性能を向上させております。
バルコニーデッキはベンチ状に座れるデザインになっておりました。なるほどーと感心します。
1階のヒバの香りが心地よいお風呂。贅沢な入浴が毎日楽しめます。
書斎からバックヤードを眺めます。私もお気に入りの空間です。
床には以前の建物の屋根瓦を砕いた砂利と、床に使用された板を板塀に再利用しております。長くこの地にい住まわれていた家の思い出が蘇ります。
別棟のN邸のリビングです。収納などもこれまでの収納場所・方法をそのままトレースして新しい家でももの探しに困らないようにしつつ、新たにデザインされております。細やかな設計の配慮が随所に見られます。
南からの風が真っ直ぐに抜けられるように窓が配置されております。これからどんな生活をして暮らしたいのか、N様からも直接伺うことができ、具現化できたことに嬉しい思いでした。
T様、T様、N様。竣工おめでとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
窓フォーラム2013
昨日は東京国際フォーラムにて行われた窓フォーラム2013に参加をしてまいりました。窓サッシメーカーのYKKAPのイベントです。
世界の窓は樹脂製サッシが主流となっているなか、日本はアルミ製が主流でガラパゴス化しています。アルミと樹脂とでは熱伝導率は100倍違うので、窓の断熱性能の差はいうまでもありません。
世界のスタンダードに先ずは追いつけと、APW330という樹脂製サッシ商品を全面に売り出しております。
そんな中で、青木工務店の建てる家のほとんどは準防火地域という都市計画区域で、この樹脂製サッシはほとんど使う事ができません。悔しいですね。
JBN次世代の会の仲間の顔も多く見かけました。YKKAPの現社長、堀さんとも名刺交換をさせて戴きました。堀さんはメーカーに徹して消費者に喜ばれる商品を手掛けていく、という方針を掲げております。青木工務店ではYKKAPのサッシが標準的に使用しておりますが、その最大の理由は外壁面のサッシの出幅寸法が他のメーカーより少し大きく、それが窓廻りの雨仕舞いにとても良い事です。この差は10年後20年後に大きな差となります。今後ももっともっと良いものを作って欲しいですね。
大工の道具①
住まいのコンシェルジュ 第266回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日のテーマは「大工の道具①」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。
次回も引き続き「大工道具②」をお話しいたします。次回もお楽しみに。
綾瀬市N邸現場見学会!
土曜日は綾瀬市N邸の完成現場見学会が行われました。
N邸は平成24年度地域型住宅ブランド化事業、神奈川県採択グループ「かながわ200年の家」仕様で建てられております。外壁の一部に神奈川県産木材の板張り、構造躯体にも柱土台はかながわブランド県産木材が使用されております。
長期優良住宅、家賃保証の借り上げ制度であるマイホーム借り上げ制度をいつでも利用できる適合住宅にも登録されます。
そしてもちろん、火災保険料が鉄筋コンクリート造や鉄骨の住宅と同じになる省令準耐火構造、耐震等級3(建築基準法の1.5倍)で地震保険が大幅に割引になるなどランニングコストと安全も付加された住宅です。
今回もお打ち合わせ中のお客様、ご近所の方など多くの方のご来場をいただきました。ありがとうございました。
沿道を通る方には店舗と間違えられていたようでした。特徴のある外観だったからかもしれません。Nさんのご要望が多く取り入れられております。外観の特徴となるウィンドキャッチの袖壁、窓の開き勝手と位置と高さ、窓上の庇とフックなどパッシブ要素の説明は現場で一生懸命説明しました。地味な技術ですが、普段の生活で受けられる恩恵は大きなものですから。
延べ床面積の数字以上に広く感じる住まいです。大きなアイランドキッチンもすっぽりと収まっております。背後の家具は大工づくりです。室内の塗装はN様DIY施主工事です。建具の塗装はまだこれから行われます。
私が携帯で簡単に写真を撮ったものなので建物の魅力が十分に引き出されておりませんが、お引越し後に再度しっかりと撮影をさせていただきます。N様、ご協力ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
神奈川県との木造応急仮設災害協定
9月5日付で一般社団法人全国木造建設事業協会(全木協)と神奈川県は木造応急仮設住宅の建設に関する災害協定を締結しました。全国都道府県では14番目の締結となります。
全木協はJBNと全建総連で組織した団体です。弊社の会長はJBNの会長、そしてこの全木協の理事長をしております。私はJBN神奈川の構成員として神奈川県との締結に向けて仲間と活動をしておりました。ここで一つの通過点を過ぎることができて、少しほっとしているところです。
しかし形だけでは意味がありません。今後は更に体制を充実させて、万が一の事態に備えて参ります。神奈川県の主幹事工務店には戸塚の山田建設さん、青木工務店は幹事工務店の一つとして県央エリアの担当となります。
年内には神奈川県の用地で実際に木造の応急仮設を建てる実技講習と座学を予定しております。
この度の締結において、お客様でもある県会議員の山本敏昭先生にご尽力いただきました。まことにありがとうございました。県議会では防災の委員会に所属されていたこともあり、私たちの活動にも深くご理解をいただいておりました。これから更に実を固めるよう、頑張ってまいります。
綾瀬市小園N邸地鎮祭
材料大移動
このところの繁忙で更新がたどたどしくなっております。まだまだ未熟な点が多く反省の毎日ですが、常に前向きに頑張っていきたいと思います。
昨日は大勢の人にお手伝いを戴いて、青木工務店に材料を移動させる作業を行いました。天気は気持ちよい晴れ。少し暑すぎたかもしれません。材料のメインはチーク材です。世界3大銘木の一つの高級材です。世界各地に植林のチーク材はありますが、これはビルマ(現在のミャンマー)の天然チーク材です。さすがに材も素晴らしいものでした。
大きな車が入れなかったので、延べ13台の小型車で往復運搬となりました。暑い中本当に頑張ってくれた皆さんに感謝です。それにしても、20年以上前の材料なのですが当時は材料も豊富で日本も国力があったので良い材料が沢山手に入る時代でした。今となっては羨ましい限りです。若手中心で運んだので、強い感心を持ちながらの作業でした。
当然ですが青木工務店1社では使いきれないので、工務店仲間のそれぞれに材料は渡っていくこととなります。こんな素晴らしいチーク材を使ってもらえたお客様はラッキーですよ。もちろん、限定品になります。
綾瀬市N邸完成現場見学会が行われます
今週末、7日土曜日は綾瀬市深谷で工事中のN邸新築工事の完成現場見学会が行われます。
N邸は国土交通省の事業である、地域型住宅ブランド化事業の神奈川県採択グループ、かながわ200年の家をつくる会の共通ルール、仕様で建てられた長期優良住宅です。
今回の建物は施主のNさんがDIYで多くの工事を行っております。土曜日も汗を流しながらの作業をしておりました。内部の塗装工事も、いつもの青木工務店の家とは違った雰囲気にできております。
黒い外観はコンパクトながらも周囲から一際目立ちます。袖壁がウィンドキャッチ効果を狙っております。東西面の日差しもひさしに取り付けた専用フックによしずをかけてコントロールしていく予定です。
丸子茅ヶ崎線(県道45号線)の深谷の交番の裏にあります。お近くの方もぜひご来場ください。お打合せ中のお客様には明日ご案内場をお送りする予定です。
認定低炭素住宅及び新省エネ基準の対応
横浜の近代建築
神奈川県立歴史博物館にて神奈川県庁舎の講習会が4回シリーズにて行われていました。今回は最終回で、見学会となります。講習会が行われていたこの県立歴史博物館の建物自体も横浜近代建築の代表例でした。元は横浜中金銀行(現三菱東京UFJ銀行)本店です。文明開化の明治時代、海外からのものの流れで経済の拠点として大事な役割をしていた事がわかります。設計者は妻木頼黄さんです。日本橋の麒麟の像もこの方が手掛けたそうです。
関東大震災で消失したドームは再建されたものです。当時の銀行建築でも建物地下に金庫があったのは日銀本店とこの建物だけだそうです。震災時にはここの地下が火災から逃れるシェルターの役割をしたそうです。
装飾はドルフィンとの事。港町らしく海を連想させますね。ドームの中も入らせていただきましたが、張りぼてで雨漏りもしていました。
県庁も見学会しました。神奈川県庁舎は実際に知事が執務をしている庁舎の中では大阪府についで古い建物とのことです。庁舎は休みでしたので、人はおりません。
普段は縁もないので入る事はない、知事室です。黒岩知事の書が幾つかありました。
こちらは皇室の方をお迎えする部屋だったところです。現在は一般的に使用されているようでした。皇室の家紋がマントルピースにありました。