神奈川県産木材をヨロイ張りに仕上げた外観は、緑豊かなロケーションに大変マッチしています。
落ち着きと広がりを感じる3.5mの吹き抜け、居心地の良さが際立つ篭り場的バルコニー、重力換気を促すサイドトップライト、床を下げた寛ぎリビングなど、快適性を追求した長期優良住宅です。
昨日は午後から設計現場社員皆で寒川町にある旭ファイバーグラス株式会社の湘南工場を見学しました。旭ファイバーグラスは断熱材のグラスウールメーカーです。青木工務店ではこれまで様々な断熱材を使用しておりましたが、最近は環境問題や防火耐火の関係からグラスウールを標準的に使用しております。そしてこの旭ファイバーグラスさんのアクリアが一番多いです。
座学では一般的なお話から世界初の技術の話まで 続きを読む 旭ファイバーグラス湘南工場見学
主な特徴としては、
1.地域材を使用した長期優良住宅(木造2階建)
2.2階に開放的なLDKを配置
3.1階は可変性のある間取り
4.川沿いという立地を活かし、川を見下ろす二階建てのデッキ
5.随所に広がりを感じさせる工夫を施してあります。 続きを読む 鎌倉市N邸
インフレターゲットという建築技術者には聞き慣れない言葉がニュースで聞くようになりました。
難しい事はわかりませんが、とにかくインフレはデフレの逆なのでお金の価値が下がり、物の価値が上がります。つまり、資材が高くなるのです。
折から海外製品に対して日本の購買力が低下する中で、良い製品を手に入れる事がだんだん厳しくなってきていました。 続きを読む 良い材料の確保
昨日は朝から富士市の材木屋マルダイさんへ、年末売り出し会に行って参りました。雨も上がり、富士山がとても綺麗な姿で迎えてくれました。
会社からも富士山が良く見えます。何度来ても、嬉しい景色です。
来年の干支飾りも見本展示されておりました。青木工務店でも毎年恒例になりましたね。もちろん来年も前庭に飾りますので、お近くを通りましたらシャッター越しに覗いてみてください。
今回も珍しい木材がゴロゴロ並んでおりました。このサイズのチークの原木なんて今では手に入らないですよ。欲しいけど、手が出ません、、、。
セリでは威勢の良い掛け声に、皆さん集まって値付けに夢中になっておりました。
私も欲しい材料が手にはいり、大満足です。大切に使わせていただきます。深沢社長、マルダイの皆さん、いつもありがとうございます!
大和市南林間で設計施工工事で進めておりました、賃貸戸建住宅2棟が完成いたしましたので、今週末土曜日に見学会を行います!
日時:2014年7月19日(土)10:00から16:00まで
住所:大和市南林間5-4-21
現場の特徴
・認定長期優良住宅
・地域材の神奈川県産木材を構造と外壁に使用
・耐震等級3(基準法の1.5倍、火災保険地震特約大幅割引)
・省令準耐火構造(火災保険料大幅割引)
・パッシブデザイン(ウィンドキャッチ効果のある窓、袖壁)
・無垢のフローリング(レッドオーク、メープル)
・ロフト
オーナー様は、良質な住宅をお客様に住んでいただきたいというお心遣いでした。注文住宅のような良質の賃貸戸建住宅の新築住宅、もちろんゆとりの駐車場もありますので是非見学後に、実際に住まわれてもいかがでしょうか。
協力業者さんから、YKKAPの樹脂製サッシ、APW430とAPW330防火窓のカットサンプルが届きました。
出来たてホヤホヤということで、迅速なご提案はありがたいです。樹脂製サッシはアルミサッシよりも断熱性能が高く、北海道エリアでは多く使われておりますが、世界的にも窓は樹脂製になっている傾向にあります。供給体制が整い、いよいよ関東エリアも本格普及の予感です。
先ずはトリプルガラスのガラス障子を備えた、APW430です。トリプルガラスはその名の通りガラス3枚で構成するガラスです。開閉部分の窓の厚みがとても暑いこともわかります(わかりにくい?)。樹脂自体がアルミよりもはるかに熱伝導率が低いこともありますが、樹脂で囲われている空気層も断熱のポイントとして重要です。
山田課長からは、サッシ下端の形状から水切れが悪いので、アルミサッシと比べて外壁を汚してしまいそうとの指摘が。さすが多くの建物のリフォーム経験者の意見です。確かに。これは課題ですね。
正面の形状は、後に出てきますAPW330と比べて框(障子の枠の部分)が少し大きくなります。
こちらはペアガラスとなっているAPW330防火窓です。準防火地域の多いこの辺りでは、おそらくこのシリーズがメインとなってまいります。こうしてみると、網入りガラスの6.8ミリガラスはとても分厚いですよね。ガラスが障子から落ちてしまわないように、サッシ断面の中にはスチール製の補強材、アルミ製補強材、加熱発泡剤などがしこまれております。実際に取り付けられた状態では見えません。
正面からの形状は防火窓ではないAPW330と変わりがありません。
この先もまだまだバリエーションが増える予定とのことです。楽しみですね。
日本の住宅の窓の遍歴は、時代の鏡となっているようです。かつては木製建具が使われておりましたが、より耐久性が求められたことと気密化をもとめられてアルミサッシに変わりました。そこで木製建具をつくる職人さんが一気に減ってしまいました(更に追い打ちをかけるように建材メーカーが枠とドアが一体となった組み立て建具を大工さんが取り付ける事となり絶滅危惧種に)。
アルミサッシはより省エネ性能向上が求められてペアガラス化となりました。そして更なる省エネ性・快適性向上のためにアルミ樹脂複合へ。
そしていよいよ、樹脂サッシを使った世界レベルの断熱性能を持つサッシが普及期に入ります。世界を見渡せばアルミを窓に使っている国はごくわずか。樹脂製が主流なのです。
そしてこの春新発売のAPW430は世界トップクラスの省エネ性能。APW330防火も加わり、私たちの施工するエリアで多い準防火地域にも樹脂窓が使える機会が多くあります。
年内にはリクシルからも高性能な樹脂窓が販売されるそうです。正に熱い分野ですね。
青木工務店ではYKKAPの樹脂窓を強く推すのには理由があります。取付る際の壁からの出幅が大きいのです。ここが最大のポイントです。なぜならばのちの建物自体の耐久性に大きく信頼性が変わります。そして通気工法や厚さのある外壁仕上げとなる場合にも対応しやすいのです。
窓の為だけに家を建てるわけではありませんから。窓の大きさや種類はかつてのアルミサッシほどのバリエーションはありませんが、ニーズが増えればメーカーさんも本気にラインナップを増やしていくでしょう。と、同時にメンテナンス体制もお願いしたいところです。