先週土曜日は旭区のO邸が無事上棟致しました!
商店街の中に立地するので日中の道路使用許可はおりず、夜間から深夜にかけてこれまで基礎工事を進めて参りました。
上棟材など資材搬入もトラックを横付けする都合で夜間に行い、建て方は夜間の証明での作業は危険を伴うので重機を用いずに手起こしでの作業でした。
皆さんお疲れ様でした。
1階と2階と重なった二世帯住宅です。
間も無く照明器具を使用した採光規定緩和の施行となりますが、現在は施行前なのでこの点は色々と苦労をしました。
間口が狭く奥行きが大きな敷地なのでそれに倣って建物もその形状となります。
その場合は地震よりも風によって構造が決まる事が多いのですがO邸も例にもれずその通り。
しかししっかりと耐震等級3は確保しています。
神奈川県産木材をはじめ、地域材を構造材に使用しております。
面積要件が満たせず長期優良住宅とできなかったのが残念ですが、それ以外は省エネ性能も含めもちろん基準を余裕で満たしています。
屋根下地の施工は今回、水平構面を作る捨て野地と、その上に通気垂木、そして屋根用野地板という構成です。
通気垂木内にフェノールフォームを充填しています。
二重垂木は通気スリットも入るのでばっちりです。
間口が狭い中、準耐火構造のボード厚さや使い勝手を考えてモジュールをずらしておりますが、コストダウンで出来るだけ規格の合板など建材が使いやすいように下地木材に工夫をして床構造を作りました。
この後の仕上げも工夫が散りばめられたO邸です。
引き続き安全第一で進めて参りましょう!