先週の熊本出張では少し脚を伸ばして山鹿市の鹿北小学校を視察しました。もちろん、木造校舎の小学校です!
門からのアプローチはピロティとなっている空間の下を歩いて校舎の中に入ります。支えている方杖があまりに軽い感じで驚きました。
見たかったのは、このトラスです。プラットトラスという三角形を逆にした形のトラスです。屋根構面だけでなく2階床構面にも使用していました。
屋根構造です。弦となる部材が伸びて廊下の屋根の母屋となっています。構造設計はPWAでもお世話になっている稲山先生です。
トラスは皆製材で作られていました。
一番大きな空間のプラットトラスです。補強の為か、鉄棒で補強したプラットトラスです。
規則的に並んだ木構造はそれだけで意匠性が高いと思いませんか?
建物の構造は外張りの集成材で担保しているようです。全て壁とせず、開口部付きですね。細かな考え方などは後で稲山先生にきいてみようと思います。
階段も凝った作りですねー!
小学校は環境に配慮された証明がありました。木造校舎の学校は生徒にどのような良い影響をもたらすのか、意見をきいてみたいです。
平面的にはぐるりと中庭を囲う形状です。面積制限はRC造の建物で分けてクリアしております。
突然のアポイント無しの訪問にもかかわらず、快く視察を受けて下さった校長先生、誠にありがとうございました!