今期で5年目となりました、省エネルギー技術講習。今期からは設計者向けの内容が大きく追加になります。講師向けの講習が一昨年行われ、参加をしました。
追加されたのが仕様ルートと簡易計算ルート。仕様ルートはこれまでの設計者向け講習でも触り程度でしたが、抜き出して新たな簡易計算ルートと合わさった講習になります。それだけ省エネルギー住宅の普及が進んでいないという事ですね。
これまでの一般的な省エネルギー計算は詳細設計ルートという事になってしまいました。
設計者向けテキストも写真の様に2種類になりました。
3つの計算ルートを整理した表です。仕様ルートは適否だけ。たしかこれまでは仕様ルートはいずれ無くすとアナウンスがあったと思うのですが、どうやら無くす事はやめたみたいですね。
ちなみに青木工務店では今後も変わらずに詳細計算ルートで行います。
仕様ルートで衝撃的だったのがこの注意事項の部分です。省いて良いのオンパレード。温暖地域ならば少しは目をつぶっても、寒冷地域では建物の不具合まで心配してしまいます。断熱境界を明確に、すっぽりと包むは基本です。
という事で、今期は設計者向け省エネルギー技術講習はこれまでと同じ詳細計算ルートの講習の回の1日講習と、今回受講しました仕様ルート・簡易計算ルートの半日講習と2種類の講習が行われていきます。