一昨日の夕方から飛行機で徳島に行って参りました。全国で初めて、木造での応急仮設の講習会に参加です。全国の工務店組織である「JBN」と、建設労働者団体である「全建総連」とで構成された「全木協」が主催で行われました。
全木協は全国の都道府県と災害協定を徐々に結んできており、神奈川県では今年の9月5日に締結しました。
徳島は全国に先駆けて最初に全木協と締結を結んだ県なのです。
東日本大震災では木造応急仮設がこの仕組みで700棟ほど建てられました。
徳島には夜に到着、翌日講習会後に戻るだけの観光無しのスケジュールです。

徳島県の方以外も全国から沢山の人が集まりました。福島で実際に多くの木造応急仮設を建てられた工務店(エコピレッジ)さんの工事担当の方が体験を交えて講師をしていただきました。

午前中の座学を終え、午後からは実地研修です。

応急仮設にはコンクリートの基礎はなく、木杭で建物を支えます。実際には下地に砕石が転圧されるので、かけやでは木杭は入りません。

高さを揃え、木杭をカットします。

その上に土台をセット。

ここまできたら、あとは一般的な木造住宅と同じ手順です。皆さん手馴れているので1時間もかからずあっという間に立ち上がりました。
この模様はNHKでも取り上げられております。記事の中の動画では坂口事務局長のインタビューされておりました。
神奈川県でも近々この講習会を行う予定です。私もその日は講師として頑張ります

今日は5年に一度の応急危険度判定士の更新講習会に参加をしております。
応急危険度判定士は震災直後の建物倒壊などによる二次被害などを防ぐため、判定士による建物調査を行い、その結果を赤、黄色、緑の紙を目立つ所に張ると共に、市町村に報告をするものです。
前回は東日本大震災の前でした。神奈川県は震災のリスクが非常に高いのですが、何事も起きないで欲しいと願うばかりです。でも、出来る準備は済ませておかなければなりません。


建築基準法では、居室などに自然光で明るさを確保するため、部屋の床面積あたりに一定の計算式で採光を確保する必要があります。
写真は都内を歩いていて見かけた建物です。全ての階の窓が西面に大きく空いています。転落防止のために手摺も見えます。
一定の計算式とは、境界と建物の距離、軒先から窓の中心距離、窓の大きさで算出されます。
恐らく、2階、1階の採光が厳しかったのでしょう。でも実際は隣地西側は空地となっていて、自然光は申し分無いはずです。もちろん、いずれ空地が無くなり建物が建てば状況はかわるのですが。
これでは夏場はもちろん、冬場でも室内はオーバーヒートをしてしまいそうです。一律とした決まりの限界を感じます。
昨日と今日と午後の2時間、川崎市の木造住宅の耐震化に伴う助成制度を活用できるように指定の講習会に参加をしておりました。
昨日は建築士事務所として川崎市木造住宅耐震診断士の講習、そして本日は工務店として川崎市木造住宅耐震改修施工者の講習です。
この講習会は年に一度しか行われない為、以前からアンテナを張っておりました。この講習会に参加をして登録をしなければ川崎市の助成制度を利用する事が出来ません。青木工務店の川崎のお客様も多くおりますので準備をしておきます。地元の大和市と比べて手厚い助成制度となっており、川崎市のお客様にはありがたいことですね。
地方自治体によってこの木造住宅耐震化に関する助成制度は手続きや規模など全く違います。毎回勉強、努力です。
昨日は新入社員の藤原君と、改正省エネ基準と低炭素建築物認定制度の講習会に参加をして参りました。
改正省エネ基準と低炭素建築物認定制度講習会
100名ほどの受講者がおり、皆さん真剣に聴いておりました。2020年には住宅は省エネ基準クリアが義務となります。青木工務店では既に大きくクリアしておりますが、実は従来の計算方法から新しい計算方法へ、この度改正されているのです。基準自体は厳しくなった訳では無く、むしろ条件によっては楽になっております。
住宅における建築要件は更に更に大きく変わって行きます。

神奈川県大和市の青木工務店 品質方針は「社会、地域に必要とされる工務店であり続ける為の魅力ある家作り」