「業界活動」カテゴリーアーカイブ

建築建材展にて

昨日は朝の執務を終えて都内へ移動。東京ビックサイトにて行われている日経グループ主催の建築建材展の見学と、JBN既存改修委員会への出席、夜は新ビジネスの打ち合わせでホームローンドクター淡河さんらと打ち合わせと盛りだくさんでした。
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グッドデザイン賞をまとめた展示もありました。賞を受賞した各会社さん、おめでとうございます。 続きを読む 建築建材展にて

岡山工務店EXPO

昨日から、岡山県にJBN次世代の会できております。JBN岡山県メンバーを含む、岡山県の工務店16社で構成された工務店EXPOの見学です。個性豊かな工務店16社のモデルハウスを展示して、20区画の分譲地に工務店の建物が建てられます。ハウスメーカーの総合展示場みたいですが、最後はこれらモデルハウスも建売住宅として販売されます。
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JBN岡山県会長の北屋建設の森下社長から、取り組みの経緯と実績などをお話いただきました。 続きを読む 岡山工務店EXPO

JBN次世代の会

師走です。スケジュール通りに動いている中で、なかなかブログ更新まで気が回らず。でも、風邪対策をしっかりして毎日元気に活動しております。水曜日は一般社団法人JBN次世代の会に参加していました。

JBNは通称となり、全国工務店協会という名称を全面に出すとのことです。ベタでもわかりやすい方が良い、というのは私は賛成ですが、もう名前の変更はして欲しくないですね。

当日は午前中からJBNマーケット委員会に参加していましたが、こちらも名称がかわり、政策調査委員会になります。インパクトの大きい新たな取り組みがスタートしますが、また時期が来ましたらご案内いたします!
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さて、本題に戻ります。国交省の住宅局住宅生産課の木造振興室より内田室長から新たな政策のお話しをいただきました。着任してまだ数ヶ月なので初めての会員も多かったと思います。JBNには10月の全国大会にもご参加いただきました。
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この他にも来期の活動計画や、地域連携団体からの情報提供、新たな試みの予告など盛りだくさんでした。

気になったことも。これだけ日本中に住宅が余っていて、国も既存住宅の利用やリフォームを推し進めているにも関わらず、地方ほどその意識が低い事です。知る、聞かされる事で自社の立ち位置なども再認識できますのでありがたい事です。
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信州木造住宅協会でのセミナー

月曜日は午後から長野県のJBN連携団体、信州木造住宅さんにお声掛けいただき、セミナー講師を務めて参りました。

会場は松本です。

松本といえば、私にとってドラマ白線流しの舞台なので思い出深い場所です。

写真は私の後にお話をした、新建ハウジングの三浦さんです。

電車の事故で遅刻になった分、私もゆっくりお話をしました。
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同世代の工務店経営者の親友、小林創建の小林社長から連絡をいただいたので師走だろうが何だろうが駆けつけます(笑)。 続きを読む 信州木造住宅協会でのセミナー

神奈川県木造住宅協会森林見学バスツアー

昨日は、神奈川県の地位型住宅ブランド化事業採択グループ、全木協神奈川県協会ブランド化部会の神奈川県の森林見学バスツアーが行われました。私は部会長として、お客様や会員工務店さんをご案内しておりました。

先ずは神奈川県産木木材を使用している、会員工務店の海老名に会社がある井口住建さんの寒川町の現場を見学させていただきました。
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柱や土台、下地合板に神奈川県産木材がしようされております。皆さん隅々までよく見られておりました。

井口さんは本当に近場で確実に受注をして仕事をしております。細かな心配りが随所に見られて学ぶ所も多いです。井口さん、お忙しいところありがとうございました。
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お昼ごはんは秦野市の市の所有する施設をお借りしました。
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神奈川県民皆が大好きな、シュウマイ弁当です。文句無し!
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午後からは秦野市森林組合さんのご協力で林道から山に入りました。組合代表の今井さんからは溢れ出す木への思いが語られました。
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神奈川県からも日本の森林の状況と神奈川県の状況、木材利用と環境保全とのつながりなど森林再生課の江口さんにご説明いただきました。f0070542_207672
今年の大雪は森林にも枝葉が折られて成長が見込めなくなるなどダメージを与えていて、このエリアは被害が大きかった事もあり、木は皆伐して貯木場にしたそうです。自然を相手にしている難しさです。
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更に林道を進み、木を実際に伐採する作業を行っていただきました。すると、今年の初雪に見舞われました。
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先ずは手順を説明いただきました。作業中は危険なので近くに寄れません。
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チェーンソーとクサビを打つ音が山に響きます。

この後見事に倒したい向きに見事に倒れました。動画をアップします。実際に木が倒れて地面に叩きつける音は「ドン!!」と地響きがしたのですが、その音は余り拾えていませんね。
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最後は津久井の市川屋さんの製材所を訪れました。
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大きな乾燥炉で安定的な品質の木材製品が生産されます。
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参加された皆さんから、とても有意義なツアーでした、と感想をいただきました。地域木材を体験する事の大切さを少しずつでも広げていきたいですね。皆さん寒い中お疲れ様でした!
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神宮外苑とマリンタワー

昨日はお休みをいただいて、午前中は万年筆のメンテナンスで都内におりました。せっかくなので、銀杏並木の名所である神宮外苑まで足を伸ばして散歩を楽しみました。
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神宮外苑では銀杏の紅葉時期に合わせたイチョウ祭りが行われており、沢山の人で賑わっておりました。
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銀杏の葉でグランドカバーされた黄金の絨毯がとても綺麗です。気になる匂いは小雨で抑制されていたのか、はたまた露店の美味しそうな香りにかき消されていたのかあまり気にならなかったです。
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午後から横浜山下公園に移動です。JBN次世代の会でもお手伝いしている、ニッポン男前大工コンテストの発表が横浜マリンタワー下の広場にて行われました。
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3週間程前からマリンタワーやフェイスブックなどで投票されていました。厳しい一次審査を潜り抜けた5名の男前大工さんがエントリーです。
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確かに、皆さん負けず劣らずの男前。会場では通りすがりの方も足を止めて、木の香る会場にいる、男前に目が釘付けになっておりました。
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皆さん顔だけではもちろんありません。技能審査も行われました。外観だけの半端な人はいませんでした!
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そして見事優勝したのは、水土社の小泉さんです。マイクを向けられた方です。おめでとうございます!
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会場では見学者向けに丸太切り体験やカンナ削りなども行われました。男前大工に憧れて、子供たちが大工さんになりたい!と思ってくれたら嬉しいですね。私たち工務店店主たちはその準備の為に色々と改善して迎え入れる準備を進めていかなければなりません。
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JBN次世代の会での講習会

水曜日でしたが、午後から都内にてJBN次世代の会に参加をいたしました。三重の坂下工務店、坂下社長の段取りでマーケティングの勉強と伝統工芸品を子供向けに商品開発をして販売する異業種の勉強でした。

和える(あえる)という社名の若き女性社長、矢島里佳さんのお話です。日本で培われた伝統工芸品がもっと身近に子供から使ってもらえるように、日々格闘されています。

伝統工芸品が売れない、そしてそれをつくる職人が生活が苦しくなる、そして次を担う職人が育てられず伝統工芸品そのものが無くなっていく。それを食い止めたい、と熱い思いのある方です。
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商品の一つを廻していただきました。子供がこぼしにくい器です。内側の縁が2段になっていることで、スプーンですくったご飯がすくい易くなるそうです。
このほかにも、本物の藍染で染めたオーガニックコットンのベビー服や、こぼしにくいコップなど色々あります。いずれも伝統工芸品をつくる職人さんと作り上げた商品です。

更に、破損などした時にもリペアができる体制を作っているので、長く愛用してもらえます。モノ作りからモノを大切にする事で子供にとても良い教育になりますね。
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穏やかな佇まいから、しっかりと私達に伝えたい事をお話していただき、みんなですっかり矢島さんのファンになってしまいました。

目黒駅近くに最近店舗をオープンしたので、私も今度行ってみたいと思います!
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内装木質化ハンドブック

先日横浜市主催で行われた、木材利用促進の講習会で講師で来られていた安井さんのオススメ本が届きました。
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建物に特殊要件がある場合、建築士は法令集を開いて確認してをしますが、独特の言い回し、方々に飛んでいる内容を読み解くにはかなり慣れが必要です。
内装制限と言われる建築の規制に特化したこの本は実例を見ながらかかる法令もわかり、また構造と規模、建物用途からどこまでの規制がかかるのかもわかりやすく一覧表になっていました。
今後は住宅よりも規模の大きな木造建築が増えますので必須の一冊ですね。

この先の青木工務店イベント・見学会のお知らせ

すっかりと寒くなってきました!でもこの来週末から青木工務店は毎週イベントが計画されております。是非皆様とお会いできることを楽しみにしておりますので是非ご参加くださいませ!

1.東林間S邸構造現場見学会
2014年11月29日(土)10:00から16:00まで
平屋の長期優良住宅です。リビング・ダイニングの解放された空間に、地松のタイコ梁が気持ちよく架かっております。準防火地域ですが、外壁はすべて板張りで、防火対応の樹脂サッシも初採用です。
贅沢な平屋に憧れる方、是非どうぞ!

2.中野区弥生町T邸完成現場見学会
2014年12月上旬(プロ向け・要予約)
1階RC+2・3階木造の防火地域に建つ木造耐火構造の住宅です。
青木工務店では初の木造耐火構造!メンブレン耐火は分厚い石膏ボードで躯体を覆い、保護しております。外壁も分厚いので、全体的にガッシリとした重厚感。木造の新たな可能性!

3.神奈川県森林伐採見学バスツアー
今年も森林見学バスツアーを開催します(全木協神奈川県協会主催)。
私がツアーリーダーとなって、神奈川県産木材を使用した現場見学と、県内の山での伐採見学、貯木場から製材所までを実際に見て廻るツアーです。
お申し込みは弊社までどうぞ!

4.鎌倉市N邸構造見学会
2014年12月13日(土)10:00から16:00まで
2階建の長期優良住宅です。2階にリビング・ダイニングを設けており、プライバシーを確保しつつ、贅沢な眺めを見ることができます。1階の間取りで用途の可変性についてもポイントがあります。
注文住宅ならではの、創意工夫を反映したお住まいを希望の方、是非どうぞ!

5.横浜市戸塚区S邸完成見学会
2014年12月20日(土)10:00から16:00まで
2階建の長期優良住宅です。コンパクトな二世帯同居住宅を地域材を使用して建てております。耐震性、省エネルギー性を確保しながら、注文住宅らしい様々な工夫を現場で確認していただきたい!

ジャパンホームショー

昨日から3日間、東京ビックサイトにて住宅関連の展示会、ジャパンホームショーが開催されております。初日に私も見にいきました。
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工務店支援コーナーとして、今年もJBNが出展しています。今年は私は役割が無いので、ゆっくりと見てまわりました。
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JBNには、木造応急仮設住宅の展示です。これはロフト付きの静岡県の限定モデルとなります。
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昨年よりも来場者が多いです。大きなメジャーメーカーの出展が減る中で、小さいながらも個性の強い商品のメーカーが目立ちます。
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モデルハウスでも採用している、シモタニさんのペレットストーブ。洗練されたデザインもお気に入りです。
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出っ張りの少ない、換気フードです。使ってみたいですね。
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わざわ座という取り組みのお話も伺いました。現場の端材などでも、素敵な家具を統一ディテールで創るプロジェクトです。エコで楽しいですね。
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久しぶりにじっくりと見て回ることができました。
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木造建築物の防耐火設計

昨日は午後から関内にて、横浜市が主催する「木材利用促進研修会に参加をしてまいりました。数回に渡るテーマで、公共建築物等の木材利用促進法に基づく横浜市の活動の一環でこの研修会が行われております。横浜市の建築局も木造に関する知識が乏しいので、皆さんと一緒に勉強していきましょうというスタンスとのことですが、素晴らしい取り組みです。大和市では計画もまだ作成されていないとか、、、、。
今回は燃やし系設計事務所の第一人者、安井先生のお話という事で楽しみに行って参りました。安井さんは木造建築など法令改正に伴う数々の実証実験のコンサルもなされており、JBNでも省令準耐火、外壁板張り防火でも大変お世話になりました。事務所でも色々なお話をさせていただきました。何よりも木材が好きな方なので嬉しいです。
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青木工務店でも都内で建築中の物件の一つに、初の木造耐火構造住宅があります。1階RCで、2・3階が耐火木造です。一見では普通に見えますね。
耐火性能は高い順に、耐火→準耐火→防火→準防火→裸木造となります。
準耐火までは「〇〇分という一定時間まで耐えれば良い」という考え方です。
一方、耐火は「消火活動をしなくても、倒れない」という性能を要求されます。
耐火は火事が起きないと勘違いされやすいのですが、内装や家具などはどの建築にもありますので、それらが燃えることで火事はどの構造の建物でも起こります。
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こちらはバルコニーの笠木です。参考に私の愛用のシャープペンを置いて見ました。幅がとても厚い事がわかりますか?今回は木住協という住友林業さんを中心とした団体で認定された木造耐火構造でつくっております。いわゆるメンブレン耐火というもので、木材を燃えないように保護して造られた耐火構造です。
外壁にはALCを張った上にサイディングで仕上げているので、これまでにない壁の厚みとなりました。バルコニーなので両面です。
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コンセントボックスもスチール製。さらに何重もの分厚い石膏ボードが見えるでしょうか。わずかに見える銀色のクロスも耐火に必要となる部材です。
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階段も木製でつくった上に、石膏ボードでくるみ、さらにその上から木材を張りました。避難のためには階段が焼け落ちては話になりません。もちろん、壁の耐火被覆が終わった後に階段を取り付ける事となります。
これらは仕上げられるとすべて見えなくなってしまいます。
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折角の機会ということで、安井先生からは沢山の実験の様子の動画を流して解説してくれました。通常の火事では見れない、室内からの様子です。燃え広がり方、フラッシュオーバーまでの様子、煙の色、窓から吹き出た炎の様子、その燃え広がり方など。今回も大変勉強になりました。ありがとうございました!
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