昨日は朝から東京ビックサイトへ。スマートハウス&スマートビルディングEXPOの最終日でした。
同時開催の展示も全てみられるのでとてもボリュームのある展示会です。私は特に燃料電池のエリアを興味深く見ておりました。人が利用できるあらゆるエネルギーを分散して、それぞれのエネルギーの得意分野を上手に利用することも省エネなのだと思います。
燃料電池は水素から電気を取り出す技術です。小学生の頃の理科の実験で水の電気分解(水素と酸素を取り出す)を行いましたが、その逆で水素と酸素から電気と水を取り出す技術です。

国際色あふれる来場者がおりました。

JBNもセミナー出店をしております。父が会長として最初のセミナーを行っておりましたが、立ち行く人も立ち止まって徐々に増えており、途中からは立ち見になるほどでした。

午後からは東京大学へ移動です。一般社団法人木を活かす建築推進協議会(木活協)主催の第三回都市の木造化へ向けたシンポジウムに参加をしてまいりました。
この建物は敷地内に建つ木質シェル構造の弥生講堂です。2008年竣工ですが、深みが増しておりますね。

基調講演には燃やし系建築士・研究者である安井先生が登壇されておりました。この後の海外の事例発表、稲山先生、腰原先生、山辺先生、安井先生でのパネルディスカッションもとても興味深く聞いておりました。
工法においても在来工法、ツーバイフォー工法だけではなく混構造(鉄骨や鉄筋コンクリート)でのハイブリッドが考えられます。構造だけではなく防火の視点からも上階から4層までという事を考えてもその答えに向かいそうです。素材としても製材や集成材だけでなくLVLやCLT(製材を直交させて作る材料)などの可能性に触れておりました。
木造建築化への普及促進においてそれぞれの先生のアプローチは違いがありそこを対比する形で展開しておりました。
現在の技術を発展させる方法と新しいルール決めから普及していく方法です。普及を加速するのに複数のアプローチがあって良いのだと思います。今後の取り組みは更に注目です。

今朝は久しぶりに出勤ラッシュの電車に揺られて久しぶりの東北新幹線。
JBNの活動で長期優良住宅を大工工務店の取り組み促進を目的とするセミナーの講師のひとりとして福島県に来ました。
申請方法や住宅履歴、実例のセット講習です。私は実例担当。この講師役には長期優良住宅に慣れているJBN次世代の会の多くのメンバーが勤めており、今回で全国オーラス、トリとなります。

会場には忙しい中、30名と多くの人が集まりました。もちろん、私は福島県の地域事情に詳しい訳ではありませんが、地域ごとに求められる長期優良住宅の在り方を見つけ出すヒントが見つけてもらえたならば、嬉しいですね。
長期優良住宅は新築住宅が先行していましたが、今回長期優良住宅化リフォームという名称で補助事業も発表されました。法律ではもともと新築だけではなく既存住宅にも長期優良住宅は想定されていたそうです。いずれも良質な住宅の資産価値化・流通促進の為のラベリングツールの一つとして取組まなければならないと強く感じます。

大手広告代理店の電通と、全国工務店の団体JBNとの共同プロジェクト、スマートホームプロジェクトの紹介ビデオがYOUTUBEでアップされております。
皆さんが期待する家づくりとは、どのようなものでしょうか。このようなことなのだったのではと、はっとさせられるかもしれません。
バタバタとしていて準備が遅れてしまっておりましたが、青木工務店もいよいよ登録準備中です。ぜひチェックしてみてください。

JBN活動として参加している、今期から始まりましたJBN中古流通ワーキンググループの第1回目として、杉並区にあるスタイル工房さんに訪れました。
スタイル工房さんは今話題のリフォーム、リノベーションの第一人として有名な会社です。社内でコーディネーターからプランナー、施工管理を行っております。そして資金計画から物件探しまでサポートをしていくスタイルオブ東京というパートナーとガッチリコラボを行って、お客様にとっては入口から完成までワンストップでそれぞれのプロが支えていく仕組みを確立しております。
詳しくはまた別の機会でご案内いたしますが、スタイル工房の三上社長、プランナーの渡辺さん、そしてスタイルオブ東京の藤木社長のお話と取り組みの説明に感動しっぱなしでした。ヒントは確実に掴みました。

最後は場所を移して懇親会です。ここでも熱い議論や情報交換が行われました。三上社長、藤木社長、お忙しい所誠にありがとうございました。
神奈川県大和市の青木工務店 品質方針は「社会、地域に必要とされる工務店であり続ける為の魅力ある家作り」