JBN中大規模木造委員会シンポジウム

先週の木曜日は午後から都内の会議室へこもり、委員長を務めているJBN中大規模木造委員会主催のシンポジウムを開催しました。

前半は施工管理マニュアル。

普段は住宅メインの地域工務店が非住宅木造建築に携わる時の体制や施工計画書の作成ができる様に構成されております。

昨年度に引き続き、アルセッド建築研究所さんの全面的なご協力で完成しました!

私が特に気に入っているのがこの木材の美観のところです。

JASの基準(上)と慣用的区分(下)があるのですが、意外にも慣用的区分の方が厳しい基準だったりしています。

慣用的区分は地域によってまちまちなので注意です。

また、上のJAS品質の比較の板のイラストも節の出方で白太と赤身の描き方がリアルで素晴らしいです(この違いがわかるとかなりマニア)。

第二部は木造ロ準耐火1号の成果報告です。

開発にご協力いただいている桜設計集団の安井さん、金物メーカーカナイの橋本さんと私とで報告を行いました。

必要な部材として梁受金物の形状を決め耐力試験を行い、また外壁耐火の性能確認で加熱試験などを行いました。

考え方や方針も国の研究者の皆様に確認していただきながら進めてまいりました。

来期には残る試験と性能評価まで済ませて一般販売まで行きたいです。

コロナまん防期間となってしまいウェブ講習となったのが本当に残念でしたが、100名以上の御参加をいただきました。

また皆様の協力で素晴らしい内容になりました。

ありがとうございました!