今月は連休に家族旅行で新潟県十日町市に行っておりました。
今年は2000年から始まり3年おきに開催されている「越後妻有大地の芸術祭」の開催年という事で昨年末に続き2回目です。
そしてこの芸術祭は8回目でこれまで夏時期だけの開催期間をGWから11月上旬までという長期間に変更されております。
私は新米の時期をねらい(笑)この時期に宿を予約しておりました。
恐らく初回の芸術祭で訪れたであろう、屋根が動くこの「光の館」は20年ぶりに訪れました。
普通でない家の造りに子供達も興味津々という様子でした。
すでに廃校となっている真田小学校分校の校舎を使った展示です。
水車の動力をロープで伝え、一部の芸術作品が動いておりました。
子供達の目にもまだ世の中はこうして見えるかもしれないなと想像しながら一緒に見学しておりました。
仕事柄建物がどうしても気になります。
掲示されていた表をみると戦前の昭和初期のこの建物は幾度かの増築を重ねておりました。
外から見ると雪国の天候に対して工夫された木造校舎です。
延床面積が1,000㎡を超えているのでしょう、建物の途中に耐火壁があり、うだつの様に外壁や屋根に突き出しておりました。
もちろん建物の中もこの部分を意識しながら見ておりましたが、構造的な視点からもさすがに年代からかなりラフな感じです。
このエリアは日本古来の原風景といわれる棚田が有名ですが、その中で「星峠の棚田」を立ち寄り見てきました。
稲刈りが終わったころで、農作業もひと段落という様子でした。
松代駅近くの拠点にある草間彌生さんの「花咲ける妻有」も見学しました。
子供のテレビ番組にでてきそうなポップな色遣いと自由な形状。
草花に囲まれたステキな作品でした。