月曜日は全木協神奈川県協会主催の木造応急仮設住宅研修会が希望が丘のポリテクセンターで行われました。
神奈川県協会としては4回目の研修会、私も県協会の会長となり初めての研修会です。
協会会員の参加者は60名以上、そして行政からの参加者も多く盛況となりました。
内閣府をはじめ、神奈川県、横浜市など6市町村と行政側からの注目があることもわかりとてもありがたいことです。
私たちの活動がより実効性のあるものにしていかなければなりません。
午前は座学です。全木協本部より、高橋技能本部長からこれまでの活動の説明などをしていただきました。
これまでの被災地での活動でも神奈川県から多くの会員が応援に行っております。
私も組織の概要など基本的な内容や実際私たちは何をするの?という疑問に応えるよう改めて基本的な事項や心構えなどお話いたしました。
この話は今回参加していない仲間にも広くお伝えいただきたい事です。
午後は外に出て実地訓練。
冒頭には内閣府の柚上さんにご挨拶をいただきました。
外では普段はあまり行わない、基礎に変わる杭打ち作業を行います。
かけやも用意しましたが、指導係の椎野さんがとても便利な杭打ち機を用意してくれたので皆さん初めて使う機械で作業を行いました。
真っすぐに杭を打つ事も難しく、またずれてしまった時の調整方法なども学びました。
ユニットバス部分の断熱施工についても学びました。
実際の被災地では作業分担でこの様な部位を予め大量に作っておき現場でセットするようになります。
その後は場所を作業室に移動して屋内で組みあがっている仮設住宅の残り作業を研修しました。
前回も課題になっていた断熱材の施工や界壁の施工については、午前中に作業方法のビデオを見ていただいておりましたが今回も十分な品質の施工となっておらず改めて課題が残ることがわかりました。
次回はまた別の方法で行います。
作業後の終礼です。
研修では最後までケガや事故など起こることなく無事に終えることが出来ました。
仕事を休みこの様な研修に参加していただける皆様には本当に頭が下がります。
最後は皆で記念撮影です。
場所をお借りしたポリテクセンターさん、準備や当日の設営片付けまで行ってくれた事務局の皆さん、そして参加をしてくれた皆様にあらためて感謝いたします。
発生して欲しくない災害ですが、訓練は常に行わなければ万が一に対応ができません。
地道ですが活動は絶えず続けて参りたいと思います。