「建築関連の法律」カテゴリーアーカイブ

説明は誰がする?

水曜日は午後から国交省へ。JBNの情報調査部の首都圏メンバーにてヒアリングを受けてまいりました。

内容は、今年3月改正された建築物省エネ法の27条、建築士による省エネ適合の説明義務化です。

法施行はまだ先ですが、実務に組み入れた場合を想定して 続きを読む 説明は誰がする?

建築士定期講習

先週の火曜日は丸一日の建築士定期講習を受講しておりました。マンション耐震偽装問題や建築士偽造問題など建築士の信用が失墜してから始まった定期講習は3年ごとに行われております。

今年は定期講習制度が始まる以前から建築士資格を持っている人が受講となる年度なので社内でも受講者は多いです。私もこれで4回目の定期講習かもしれないです。

建築士定期講習はビデオ講習会なのでずっと座りながらテキストの説明を聴いて最後は終了考査です。かなりキツイ講習なのですが、せっかくなので前向きに。最近の法改正などを一纏めで勉強できる機会は無いです。住宅関連や木材関連の知識に偏っているのも気付かされますね。

とはいえ、省エネの義務化や公共建築物等木材利用促進法はさらりと、宅建業法改正によるインスペクターはテキストには記載があっても説明はありませんでした、、、。

建設業許可免許更新

火曜日は横浜駅近くの神奈川県庁の出先機関に5年に一度の建設業許可免許更新の手続きを行いました。

青木工務店は建築一式工事業の特定建設業許可会社です。特定建設業は一般建設業の区分される請負金額など要件が無くなる反面、資格要件などが厳しく、経営状態を報告する為毎年の決算報告を義務付けられております。

申請はいつも混んでいて、毎回かなりの待ち時間があるのですが、今回は朝イチから並んだので最初の一巡で番が回ったので良かったです。

職員の方が手馴れた感じで多くの書類をバババッとチェック。記入漏れや記載ミス、不足書類を指摘されます。 続きを読む 建設業許可免許更新

住宅省エネ技術設計者講習

水曜日は関内の建設会館にて、設計者向け省エネ講習の講師をしておりました。

昨年4月から建築は省エネ法から離れて建築物省エネ法となり、それと同時に住宅の省エネ基準は平成25年基準(省エネ法の範囲)から少しリニューアルされて平成28年基準(建築物省エネ法)となりました。このカテゴリーは最近勉強したよ、という人も平成25年基準という場合もあります。現在は移行期間で平成25年基準でも平成28年基準でも良いのですが、今年の4月からは平成25年基準は使えません!

とまあ、バタバタの省エネ基準ですが実際に建てられる住宅の省エネ性能はあまり変わりません。省エネ基準よりもどれだけアドバンテージがある住宅を提供するか、それを機械設備ばかりに頼らずに自然エネルギーや
住宅の断熱性能で実現できるか、断熱性能ばかりでなく耐久性やメンテナンス性も考えてバランスの良い住宅とするか、設計者の腕の見せどころです。そして省エネ活動のできる住宅で住まい手の皆様に実現していただくように説明をする事がとても大切な事だと何時も思っております。

設計者でさえまだまだこの分野は知らない方が多いです。しっかりとした知識でより良い住宅を建てて行きましょう!