先日はレッドシダーの羽目板などの資材の引き取りに行っておりました。
父の時代に親交のあったK工務店さんが廃業される事になり、在庫の資材を青木工務店で活用して欲しいと連絡をいただきました。
おおよそ30年前の材料です。
この時期のレッドシダーは今のものより大径木から取られているので品質が良いです。
青木工務店の在庫のレッドシダーはほとんど使い切ってしまっていた所でした。
羽目板の実部分は加工する刃物の形状で異なります。
この加工はジョイント部の面が大きくV形にでます。
メス側の先端が尖っているので取り扱いは繊細にしないと写真のように潰れてしまいます。
会社に戻ってからは実部分の破損部を取り除き、表面も仕上げ直してすぐに使えるように再加工しました。
レッドシダーの良い香りが作業場に充満しました。
今回K工務店さんは廃業する決断はとても重かったと思います。
同業者だからこそ理解できます。
父の時代の仲間がまた減ってしまう寂しさもあります。
無垢の建材は時間が経っていても綺麗に使う事ができます。
お客様に喜んでいただけるように大切に使っていきたいと思います。