5年ほど前のコロナ禍ではウッドショックと言われ木材が手に入らず家が建たないという社会問題がありました。
特に輸入木材はロシアとウクライナの戦争も相まって輸入量が大幅に減少していました。
その為、多くのビルダーが国産材に目を向けていたのですが、急な需要に対応しきれませんでした。
そんな中でも青木工務店は普段から国産木材を主に使って家づくりをしていたので、取引先の材木屋さんはとても協力的に国産材を安定的に出してくれたのは、やはり持つべきものは仲間だな、継続は力なり、と特に感謝したのを思い出します。
そしてその頃、建売住宅業界も国産材利用に大きく踏み出し、建売住宅大手3社が2021年に「日本木造分譲住宅協会」という団体が設立されていました。
コスト削減ではなく日本の森林保全が目的とありました。
それが昨年末にひっそりと解散されていました。
ウッドショックが終わり再び安定的に輸入木材が手に入るようになったからのようです。
国産材に対し手のひら返しのようで、私は非常に複雑な思いがしました。
商売人とつくり手の違いはここにもあるようです。