熊本地震の被災地を視察

水曜日は学会の後に少し足を伸ばして熊本県の益城町へ行きました。熊本地震はプライベートで熊本旅行に行ってから10日後に起こったのでとても気にしておりました。そして昨年はJBN次世代の会でも訪れております。弾丸スケジュールでしたが地震による建物被害の状況をしっかりと目に焼き付け、今後の家づくりにも活かせるように見て廻りました。
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益城町には断層がいくつも走っており、事前に断層位置と地図を見比べてながら視察に廻りました。断層近くの直下型地震の恐ろしさを目の当たりにしました。地震発生から4か月経過をしていても街はあの日のままのようです。
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駐車場土間部分が大きくくぼみ地形が変わってることが良くわかります。
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正式な調査ではないので建物の状況を詳しく見ることはできませんが、比較的新しい建物にも被害が出たことが業界でも大きな波紋を広げております。1階がつぶれてしまっている建物です。
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断層沿いの道路に建っていた鉄骨造の建物もご覧のとおりです。度重なる余震でどんどんと被害が広がっていきました。
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ごく築浅の4所帯型軽量鉄骨アパートも写真ではわかりにくいですが傾きにより赤紙で危険でした。
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雨漏り・白蟻被害で柱がもともと傷んでいたこともわかります。建物メンテナンスをしっかりと行わなければ本来の建物の耐震性を大きく毀損してしまう事が良くわかります。
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断層によるものか、暗渠の水の流れによるものか、道路が大きく割れて段差が生じている場所もありました。この上に建物が乗っていたらひとたまりもありません。

街は静かな中に、公共解体での重機の音があちこちで響いており、河川脇に指定された廃棄物置き場に向かうトラックが列をなしておりました。また公共インフ ラがズタズタにされてしまったので、仮設の給水管が道路に露出で各家庭に結ばれておりました。途中であった下校中の小学生の元気な声が救いです。
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熊本の工務店仲間たちが全木協の木造応急仮設工事を進めております。その中の一つ、御船町の現場を視察させていただきました。エバーフィールドさんが元請として進めております。
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長期優良住宅等で培った断熱技術に加え、濡れ縁や物干しなどもあり、入居者に直ぐに生活を始めていただけるような心がこもった建物です。何だか心が熱くなりました。必ず復興して日々の生活を取り戻してほしいと思います。頑張れ、熊本!
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