東日本大震災から3年

3月11日、今日で丸3年が経ちました。
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あの日の経験で、私たちは変わらなければならないと確信をしたはずです。
しかし、今はどうでしょうか。あのときの確信が薄らいでいないでしょうか。
昨日は午後から県庁にて、神奈川県と災害協定を締結している各団体との連絡会が行われました。全木協神奈川県協会として私も初めて参加をしました。
写真を撮り忘れてしまったのですが(そもそも撮影をしてよいのかわかりませんでしたが)災害時に災害本部となる部屋で行われました。映画でも見るような、楕円の円卓を囲う様に放射線状に多くの人が何列も並び中心に向かって座る形式の大きな部屋でした。ここが再び非常事態で使われることが無いことを改めて強く思いましたが、30年以内の大地震予想が80%と言われればそうは言っていられません。変わり続けましょう。

杉並区F邸お引き渡し

昨日は杉並区で工事中だったF邸のお引渡しでした。F邸の計画は増築に加えて既存の古い躯体だけを残した解体し、耐震化と省エネ改修化をした上で二世帯住宅にするというものです。
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1階には無垢のチークフローリングを施工しました。左手に見える奥様がデザインした作り付け家具も素敵ですね。天井はデザインと機能性も兼ねたF様のアイディアが隠れております。
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寝室のベッドのヘッドボードとなる間接照明です。就寝時に照明を点けると落ち着いた柔らかな光が部屋を包みます。

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2階にはウォールナットフローリングを施工しました。上部にはロフト空間もあります。アクセントとなる濃紺の壁もセンス良く仕上がっております。バルコニーは豪州サイプレスのデッキ材のおかげで室内とのつながりが生まれました。隣家との視線を遮る杉のルーバーがプライバシーを確保します。
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音楽と家とがコラボしました。お気に入りの音楽が埋め込みスピーカーから流れるように建築に組み込んでおります。
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F様、この度は大変お世話になりありがとうございました。今後とも定期点検やメンテナンス等でもよろしくお願いいたします。
近隣の皆様にも大変お世話になりました。またご迷惑をお掛けしまして申し訳ございませんでした。

現場に入った狩野棟梁をはじめ、皆の協力の下で無事に竣工できました。ありがとうございます。そして山田課長も現場管理、大変お疲れ様でした!
こだわりポイントの多いF邸施工例

ハウゼコセミナー

昨日は東京ビックサイトで行われている建築・建材展で出店しているハウゼサンエイさん主催のセミナーに参加をしておりました。

この会社は水切り金物や換気金物を自社生産している製造メーカーです。OEMでも色々な会社に部材を供給しているとのことです。

昨年のジャパンホームショーでも出店されていて、ふらりとブースに立ち寄った時にお会いしたのが社長の神戸(かんべ)さんでした。ハウスメーカーで修業された若社長(とはいえ私よりも年長ですが)で、とても研究熱心な様子は少し話しただけで直ぐにわかり意気投合しておりました。
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雨漏りの可能性など、通気に関して難しかった部位などにも技術的にも学術的にも研究されていて様々な試験を経て開発した商品は、私たち工務店にとってもとても信頼できるものです。

このセミナーでも色々な新商品を案内していただきました。日々研究、見直しでまた青木工務店の家に磨きをかけて行きます。

インターホン

住まいのコンシェルジュ 第315回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日のテーマは「インターホン」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。

次回は「耐震診断」についてお話しいたします。東日本大震災から間もなく3年を迎えようとしております。震災に対して私たちにできることはまだまだあるはずです。次回もお楽しみに。

確定申告

住まいのコンシェルジュ 第314回目
本日もFMやまと(77.7MHz)でラジオ番組が放送されます。今日のテーマは「確定申告」についてお話いたします。
遠くで放送が入らない方はこちらへ。

次回は「インターホン」についてお話しいたします。次回もお楽しみに。

スマートハウス&スマートビルディングEXPO

昨日は朝から東京ビックサイトへ。スマートハウス&スマートビルディングEXPOの最終日でした。

同時開催の展示も全てみられるのでとてもボリュームのある展示会です。私は特に燃料電池のエリアを興味深く見ておりました。人が利用できるあらゆるエネルギーを分散して、それぞれのエネルギーの得意分野を上手に利用することも省エネなのだと思います。

燃料電池は水素から電気を取り出す技術です。小学生の頃の理科の実験で水の電気分解(水素と酸素を取り出す)を行いましたが、その逆で水素と酸素から電気と水を取り出す技術です。
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国際色あふれる来場者がおりました。
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JBNもセミナー出店をしております。父が会長として最初のセミナーを行っておりましたが、立ち行く人も立ち止まって徐々に増えており、途中からは立ち見になるほどでした。
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午後からは東京大学へ移動です。一般社団法人木を活かす建築推進協議会(木活協)主催の第三回都市の木造化へ向けたシンポジウムに参加をしてまいりました。

この建物は敷地内に建つ木質シェル構造の弥生講堂です。2008年竣工ですが、深みが増しておりますね。
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基調講演には燃やし系建築士・研究者である安井先生が登壇されておりました。この後の海外の事例発表、稲山先生、腰原先生、山辺先生、安井先生でのパネルディスカッションもとても興味深く聞いておりました。

工法においても在来工法、ツーバイフォー工法だけではなく混構造(鉄骨や鉄筋コンクリート)でのハイブリッドが考えられます。構造だけではなく防火の視点からも上階から4層までという事を考えてもその答えに向かいそうです。素材としても製材や集成材だけでなくLVLやCLT(製材を直交させて作る材料)などの可能性に触れておりました。

木造建築化への普及促進においてそれぞれの先生のアプローチは違いがありそこを対比する形で展開しておりました。

現在の技術を発展させる方法と新しいルール決めから普及していく方法です。普及を加速するのに複数のアプローチがあって良いのだと思います。今後の取り組みは更に注目です。
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災害時の応急仮設住宅対策に係る訓練

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昨日は午後から、災害時の応急仮設住宅対策に係る訓練にオブザーバー参加をしてまいりました。

主催は神奈川県公共住宅供給推進協議会で、神奈川県の音頭により、神奈川県下の市町村の担当の方が集まり訓練プログラムが実施されました。

具体的な中身は割愛しますが、災害により被災の状況を想定した設定でどの規模でどの種類の仮設住宅がどれだけの数をどのように配置して必要とされるかを皆でグループディスカッションして発表するものでした。

私は全木協神奈川協会の役員としてオブザーバー参加をしたのですが、行政マンである参加者の皆さんが真剣に討議をしている姿には、同じ神奈川県民としてとても頼もしく感じました。県の責任者である住宅計画課の庄司課長の言葉にも、取り組みの本気度がとても強く感じました。

私たち地域工務店や職人も定期的な訓練を実施して、万が一の事態にも力が発揮できるようにしなければならないと改めて強く思いました。

祝!大磯S邸上棟

大磯で工事中のS邸が昨日無事に上棟いたしました。

敷地の間口に対して奥行の大きな建物となっております。もちろん、長期優良住宅ですが、更に平成25年度住宅のゼロ・エネルギー化推進事業の補助制度を利用したゼロエネ住宅となっております。街道に向けて吹き降ろした屋根に太陽光発電システムパネルが設置される予定です。
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室内空間も気持ち良い広がりを感じさせるようにしました。力強い構造材もその多くは表しになります。

街並みに配慮した板張り外壁がきっと目を引く住まいになると思います。「街角シンボル」となるお住まいになると嬉しいです。S様、おめでとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
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神奈川県大和市の青木工務店 品質方針は「社会、地域に必要とされる工務店であり続ける為の魅力ある家作り」