ギャラリー

母の葬儀

先週の3月27日に、母が他界しました。今週は母の葬儀を執り行いました。
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68歳なので少し早かったのですが、本人は若いころから「佳人薄命」といっていたのを思い出しました。
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花が大好きだった母は自宅や家の前の道路に寄せ植えをしたり、会社やモデルハウスのお花も手入れをしておりました。葬儀には沢山のお花を戴き、母もとても喜んでいると思います。皆様、ありがとうございました。
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末っ子の私は特に母と色々な話をしておりました。父を支えていた半生、洗濯物をたたみながら母が父の愚痴をいっていたのを良く聞いておりました。私自身も母から良く励まされ、応援してもらいました。

会社をしっかりと良くしていくことが母にとって私のできる弔いだと思います。今期も全力で頑張ります。

賃貸戸建2棟上棟

先々週になりますが、大和市南林間で工事中の賃貸戸建住宅2棟が無事に上棟いたしました。
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昨年も同じ賃貸戸建住宅2棟のプロジェクトを行っておりました。見学会で建物をとても気に入って下さったお客様がお声掛けをしていただいてからスタートしました。もちろん今回も地域材をふんだんに使用した、認定長期優良住宅です。
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賃貸住宅というと少しチープなイメージをもたれてしまいそうですが、青木工務店の賃貸戸建住宅は注文住宅と変わらない品質です。

内装は無垢材を中心、外壁には無垢の杉板張り、省エネ基準も余裕をもって適合、耐震等級は3(基準法の1.5倍)、火災にも安心の省令準耐火構造です。今回は勾配天井にロフトを取り付けております。
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現場棟梁は狩野大工です。弟子の北嶋大工とそれぞれ分かれて競い合って(?)現場を進めていきます。親方の仕事を隣で見ながら、北嶋大工も初めて1棟責任を持って工事を行いますので気合が入っております。

H様、おめでとうございます。しっかりと仕上げてお引渡しをいたしますのでよろしくお願いいたします。

竣工現場の紹介②元住吉S邸

こちらは元住吉で竣工しましたS邸です。築40年以上の古い木造住宅を耐震、バリアフリー、省エネ改修を行い、内装は無垢材をふんだんに使用しました。
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ファサードで印象的な縦長窓の上には、パッシブエネルギーを調整する小庇とすだれ用のフックが付いています。西日対策ですね。
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以前は細々と部屋が分かれていた一階はほぼワンルームの空間になりました。光が部屋全体を包み込みます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA床には冬は暖かく、夏はさらりと快適な柔らかい杉のフローリングです。
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2階建てですが、ホームエレベーターも設置しました。上下階の移動もこれで安心です。
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暗くなりがちな北側の玄関も、階段から降り注ぐ光を格子壁を介して入るようにしました。階段下の空間には手押しの車なども置いておけるので、ごちゃごちゃしないで利用できます。
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他の画像はこちらでご紹介しています。→元住吉S邸(スケルトンリフォーム施工例)

築30年以上の部分を柱や梁だけを残して耐震補強、増築、断熱改修 杉並区F邸

杉並区のF邸は、既存の一部を保存し、築30年以上の部分を柱や梁だけを残して耐震補強、増築、断熱改修を行いました。屋根が複雑な形をしているのは、高さの法規制によるものです。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
床のビルマチーク無垢フローリングが印象的な1階のLDKです。細部のディテイールにもこだわりが感じられます。
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南側に張り出して主寝室が設けられました。私はこの部屋が一番心地良いとかんじました。
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2階のLDKはウォールナットフローリングとロフトのある空間です。
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リビングに続くバルコニーにはリビングと同じ高さにしたウッドデッキと目隠しのルーバー。
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目隠しのルーバーから漏れる陽の光がまた良いですね。
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斜線の厳しい北に位置する寝室です。
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居室で求める平均天井高さを確保するために、煙突状に天井が伸びておりサイドトップライトが取り付けられております。
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玄関もどこなく厳かな雰囲気が演出されております。
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そのほかの写真はこちらからどうぞ↓

水戸工務店見学会

一昨日ですが、午後から千葉県の工務店さんの現場及び社屋を見学させていただきました。JBN次世代の会のメンバーで千葉県の工務店、タケワキ住宅建設さんと水戸工務店さんです。

千葉の次世代の会メンバーは、地域住宅産業の担い手を取りまとめるため全国の都道府県におかれている地域協議会となる事務局「ちば木造建築ネットワーク」を自らで立ち上げて精力的に活動されております。

タケワキ住宅建設さんの竹脇社長は同団体の会長、水戸工務店の小林社長は同団体の副会長です。

ちなみに神奈川県では県の外郭団体である「公益社団法人かながわ住まいまちづくり協会(まち協)」が地域事務局となっております。

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竹脇さんの伝統工法で施工した現場の後、小林社長の自宅兼モデルハウスを見学させていただきました。

写真の体格の良い方が小林社長です。ワインと肉をこよなく愛する方なので、皆でそれ系のお土産を持参しました。築7年のお住まいですが、施工精度と木づかいに馴れた家づくりをされていることが良く体感できました。

それにしても若くしてこんなに大きな住宅(地下付き3層2階建て住宅で延床70坪)に住んでいるとは羨ましいかぎりです、、、。
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場所を移して社屋兼モデルハウスも見学させていただきました。

会社では先代の小林会長とお会いできました。大工の棟梁として独立して水戸工務店を立ち上げた方です。

ハートの熱い方で、会社の紹介など思わず引き込まれるお話しでした。

もともと小林社長がJBNの活動に懐疑的な様子だと小林社長から聞いておりましたが、JBNが真面目に工務店による工務店のネットワークを作っていることに今では深くご理解いただいているそうです。

千葉のネットワークは新しいのですがとても活発で強力でした。神奈川県も負けていられませんね。

木材利用ポイントの案内

昨日のTVKテレビかながわさんのお昼の情報番組「ありがとっ!」内の木材利用ポイントの紹介コーナーに、利用促進をしている工務店として紹介をしていただきました。
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国道467号線(藤沢街道)沿いにある本社もバッチリ映っております。
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撮影はモデルハウス内外で行いました。今回の撮影にきていただいた演出の方は、この建物を建築中だったときにやはりTVKの番組で来ていただいた方と同じ方でした。

あの時の建物がこうやって完成したんだー、と色々なお話をしながらリラックスして撮影をしておりました。

来年度からようやく天井の板張りも対象になるので、ポイント獲得がよりやりやすくなります。皆様、建てるなら木の家木の内装が今は更にお得ですよ。

TVK番組の撮影

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一昨日ですが、青木工務店のモデルハウスにてTVKテレビかながわさんの情報番組の収録が行われました。
林野庁の補助事業である「木材利用ポイント」が今年の9月、つまり半年間延長になったことで昨年に続きご紹介することになりました。

放送予定は3月17日月曜日12時からの情報番組、「ありがとッ!」内のコーナーです。是非ご覧下さい!

東日本大震災から3年

3月11日、今日で丸3年が経ちました。
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あの日の経験で、私たちは変わらなければならないと確信をしたはずです。
しかし、今はどうでしょうか。あのときの確信が薄らいでいないでしょうか。
昨日は午後から県庁にて、神奈川県と災害協定を締結している各団体との連絡会が行われました。全木協神奈川県協会として私も初めて参加をしました。
写真を撮り忘れてしまったのですが(そもそも撮影をしてよいのかわかりませんでしたが)災害時に災害本部となる部屋で行われました。映画でも見るような、楕円の円卓を囲う様に放射線状に多くの人が何列も並び中心に向かって座る形式の大きな部屋でした。ここが再び非常事態で使われることが無いことを改めて強く思いましたが、30年以内の大地震予想が80%と言われればそうは言っていられません。変わり続けましょう。

杉並区F邸お引き渡し

昨日は杉並区で工事中だったF邸のお引渡しでした。F邸の計画は増築に加えて既存の古い躯体だけを残した解体し、耐震化と省エネ改修化をした上で二世帯住宅にするというものです。
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1階には無垢のチークフローリングを施工しました。左手に見える奥様がデザインした作り付け家具も素敵ですね。天井はデザインと機能性も兼ねたF様のアイディアが隠れております。
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寝室のベッドのヘッドボードとなる間接照明です。就寝時に照明を点けると落ち着いた柔らかな光が部屋を包みます。

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2階にはウォールナットフローリングを施工しました。上部にはロフト空間もあります。アクセントとなる濃紺の壁もセンス良く仕上がっております。バルコニーは豪州サイプレスのデッキ材のおかげで室内とのつながりが生まれました。隣家との視線を遮る杉のルーバーがプライバシーを確保します。
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音楽と家とがコラボしました。お気に入りの音楽が埋め込みスピーカーから流れるように建築に組み込んでおります。
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F様、この度は大変お世話になりありがとうございました。今後とも定期点検やメンテナンス等でもよろしくお願いいたします。
近隣の皆様にも大変お世話になりました。またご迷惑をお掛けしまして申し訳ございませんでした。

現場に入った狩野棟梁をはじめ、皆の協力の下で無事に竣工できました。ありがとうございます。そして山田課長も現場管理、大変お疲れ様でした!
こだわりポイントの多いF邸施工例

ハウゼコセミナー

昨日は東京ビックサイトで行われている建築・建材展で出店しているハウゼサンエイさん主催のセミナーに参加をしておりました。

この会社は水切り金物や換気金物を自社生産している製造メーカーです。OEMでも色々な会社に部材を供給しているとのことです。

昨年のジャパンホームショーでも出店されていて、ふらりとブースに立ち寄った時にお会いしたのが社長の神戸(かんべ)さんでした。ハウスメーカーで修業された若社長(とはいえ私よりも年長ですが)で、とても研究熱心な様子は少し話しただけで直ぐにわかり意気投合しておりました。
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雨漏りの可能性など、通気に関して難しかった部位などにも技術的にも学術的にも研究されていて様々な試験を経て開発した商品は、私たち工務店にとってもとても信頼できるものです。

このセミナーでも色々な新商品を案内していただきました。日々研究、見直しでまた青木工務店の家に磨きをかけて行きます。

スマートハウス&スマートビルディングEXPO

昨日は朝から東京ビックサイトへ。スマートハウス&スマートビルディングEXPOの最終日でした。

同時開催の展示も全てみられるのでとてもボリュームのある展示会です。私は特に燃料電池のエリアを興味深く見ておりました。人が利用できるあらゆるエネルギーを分散して、それぞれのエネルギーの得意分野を上手に利用することも省エネなのだと思います。

燃料電池は水素から電気を取り出す技術です。小学生の頃の理科の実験で水の電気分解(水素と酸素を取り出す)を行いましたが、その逆で水素と酸素から電気と水を取り出す技術です。
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国際色あふれる来場者がおりました。
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JBNもセミナー出店をしております。父が会長として最初のセミナーを行っておりましたが、立ち行く人も立ち止まって徐々に増えており、途中からは立ち見になるほどでした。
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午後からは東京大学へ移動です。一般社団法人木を活かす建築推進協議会(木活協)主催の第三回都市の木造化へ向けたシンポジウムに参加をしてまいりました。

この建物は敷地内に建つ木質シェル構造の弥生講堂です。2008年竣工ですが、深みが増しておりますね。
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基調講演には燃やし系建築士・研究者である安井先生が登壇されておりました。この後の海外の事例発表、稲山先生、腰原先生、山辺先生、安井先生でのパネルディスカッションもとても興味深く聞いておりました。

工法においても在来工法、ツーバイフォー工法だけではなく混構造(鉄骨や鉄筋コンクリート)でのハイブリッドが考えられます。構造だけではなく防火の視点からも上階から4層までという事を考えてもその答えに向かいそうです。素材としても製材や集成材だけでなくLVLやCLT(製材を直交させて作る材料)などの可能性に触れておりました。

木造建築化への普及促進においてそれぞれの先生のアプローチは違いがありそこを対比する形で展開しておりました。

現在の技術を発展させる方法と新しいルール決めから普及していく方法です。普及を加速するのに複数のアプローチがあって良いのだと思います。今後の取り組みは更に注目です。
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