9月5日付で一般社団法人全国木造建設事業協会(全木協)と神奈川県は木造応急仮設住宅の建設に関する災害協定を締結しました。全国都道府県では14番目の締結となります。
全木協はJBNと全建総連で組織した団体です。弊社の会長はJBNの会長、そしてこの全木協の理事長をしております。私はJBN神奈川の構成員として神奈川県との締結に向けて仲間と活動をしておりました。ここで一つの通過点を過ぎることができて、少しほっとしているところです。
しかし形だけでは意味がありません。今後は更に体制を充実させて、万が一の事態に備えて参ります。神奈川県の主幹事工務店には戸塚の山田建設さん、青木工務店は幹事工務店の一つとして県央エリアの担当となります。
年内には神奈川県の用地で実際に木造の応急仮設を建てる実技講習と座学を予定しております。
この度の締結において、お客様でもある県会議員の山本敏昭先生にご尽力いただきました。まことにありがとうございました。県議会では防災の委員会に所属されていたこともあり、私たちの活動にも深くご理解をいただいておりました。これから更に実を固めるよう、頑張ってまいります。
ギャラリー
綾瀬市小園N邸地鎮祭
材料大移動
このところの繁忙で更新がたどたどしくなっております。まだまだ未熟な点が多く反省の毎日ですが、常に前向きに頑張っていきたいと思います。
昨日は大勢の人にお手伝いを戴いて、青木工務店に材料を移動させる作業を行いました。天気は気持ちよい晴れ。少し暑すぎたかもしれません。材料のメインはチーク材です。世界3大銘木の一つの高級材です。世界各地に植林のチーク材はありますが、これはビルマ(現在のミャンマー)の天然チーク材です。さすがに材も素晴らしいものでした。
大きな車が入れなかったので、延べ13台の小型車で往復運搬となりました。暑い中本当に頑張ってくれた皆さんに感謝です。それにしても、20年以上前の材料なのですが当時は材料も豊富で日本も国力があったので良い材料が沢山手に入る時代でした。今となっては羨ましい限りです。若手中心で運んだので、強い感心を持ちながらの作業でした。
当然ですが青木工務店1社では使いきれないので、工務店仲間のそれぞれに材料は渡っていくこととなります。こんな素晴らしいチーク材を使ってもらえたお客様はラッキーですよ。もちろん、限定品になります。
綾瀬市N邸完成現場見学会が行われます
今週末、7日土曜日は綾瀬市深谷で工事中のN邸新築工事の完成現場見学会が行われます。
N邸は国土交通省の事業である、地域型住宅ブランド化事業の神奈川県採択グループ、かながわ200年の家をつくる会の共通ルール、仕様で建てられた長期優良住宅です。
今回の建物は施主のNさんがDIYで多くの工事を行っております。土曜日も汗を流しながらの作業をしておりました。内部の塗装工事も、いつもの青木工務店の家とは違った雰囲気にできております。
黒い外観はコンパクトながらも周囲から一際目立ちます。袖壁がウィンドキャッチ効果を狙っております。東西面の日差しもひさしに取り付けた専用フックによしずをかけてコントロールしていく予定です。
丸子茅ヶ崎線(県道45号線)の深谷の交番の裏にあります。お近くの方もぜひご来場ください。お打合せ中のお客様には明日ご案内場をお送りする予定です。
毒餌でシロアリ対策
本日は城東テクノさんにお越しいただき、新商品となるシロアリキラー保証制度について勉強会を行いました。城東テクノさんは基礎パッキン工法で床下の換気革命をした会社です(住宅業界では)。樹脂製品メーカーなのですが、今ではシロアリの上棟テクノといった様子ですね。
研究開発にとても熱心な会社で、色々な要望を商品に反映してくれるとてもまじめな会社です。今回は毒餌を家の周りに埋めてシロアリを駆除する、ベイト工法の一種の商品を絡めた保証制度の説明をききました。
特殊な薬品を含浸させた木材を2メートル以内間隔で埋めていきます。これで5年間はメンテフリーです。含浸させた薬剤が流れてしまわないようなものが特殊なのでしょう。普通は雨で流されてしまいそうです。
基礎パッキンの設置が無い既存住宅や、床下換気に不安のある住宅にとても良さそうです。ただし、事前に十分な調査が必要です。被害があってからでは遅いですからね。
認定低炭素住宅及び新省エネ基準の対応
横浜の近代建築
神奈川県立歴史博物館にて神奈川県庁舎の講習会が4回シリーズにて行われていました。今回は最終回で、見学会となります。講習会が行われていたこの県立歴史博物館の建物自体も横浜近代建築の代表例でした。元は横浜中金銀行(現三菱東京UFJ銀行)本店です。文明開化の明治時代、海外からのものの流れで経済の拠点として大事な役割をしていた事がわかります。設計者は妻木頼黄さんです。日本橋の麒麟の像もこの方が手掛けたそうです。
関東大震災で消失したドームは再建されたものです。当時の銀行建築でも建物地下に金庫があったのは日銀本店とこの建物だけだそうです。震災時にはここの地下が火災から逃れるシェルターの役割をしたそうです。
装飾はドルフィンとの事。港町らしく海を連想させますね。ドームの中も入らせていただきましたが、張りぼてで雨漏りもしていました。
県庁も見学会しました。神奈川県庁舎は実際に知事が執務をしている庁舎の中では大阪府についで古い建物とのことです。庁舎は休みでしたので、人はおりません。
普段は縁もないので入る事はない、知事室です。黒岩知事の書が幾つかありました。
こちらは皇室の方をお迎えする部屋だったところです。現在は一般的に使用されているようでした。皇室の家紋がマントルピースにありました。
品川区S.I邸地鎮祭
かながわ200年の家をつくる会8月全体会議
国土交通省の事業で、平成25年度地域型住宅ブランド化事業の採択グループ発表があり、今年度もかながわ200年の家をつくる会は事業採択をいただきました。今年度も私はこのグループの会長を仰せつかっております。
前年度は神奈川県内採択グループで一番の実績を残すことができました。その実績があったので、今年度も神奈川県内の採択グループでは最大数の補助額をいただくことができました。大切な公費です。グループの活動が文字通りブランド化に結びつくように、実践的な活動を続けてまいります。
会のホームページも事業採択に合わせてリニューアル準備です。グループメンバー工務店に工事を依頼し、長期優良住宅を建設する場合には、最大で100万円の補助金をお客様は手にすることができます。もちろん、木材利用ポイントも併用できます。かながわ200年の家をつくる会の工務店にご注目ください!
平成25年度住宅のゼロ・エネルギー化推進事業に採択いただきました
神奈川区A邸お引渡し!
昨日は横浜市神奈川区で工事をしていました、A邸新築工事のお引渡しでした。
A様とは新築の土地探しからお付き合いをさせていただいておりました。その前から他の会社さんや設計事務所さんと進んだ計画があったのですが、諸事情で計画が中止となった経緯も伺っておりました。
土地を求め、注文住宅を建築する事は今の産業構造から様々な障壁があります。家づくりが良い思い出となるお手伝いが出来るよう、心に誓って取り組んでおりました。
土地探しはハウジングライフラボの加藤さんにお願いをして、設計施工で青木工務店が行いました。
コンパクトで高さの制限が厳しい敷地に、木造3階建てを国土交通省の事業であるゼロエネルギー住宅で計画しました。高さ寸法や空間の抜けにも配慮しました。
建物の断熱性能や省エネ・創エネ機器を駆使しましたが、通風や採光、遮熱といったパッシブ要素も沢山盛り込みました。
そして、南東の窓からのこの眺めが生活をより豊かにさせてくれると思います。横浜港の花火もとてもキレイに見えていました。A様が愛おしく建物を見ていられる姿に、私たちも感動しました。
綺麗に写真撮影をしていただいたので、写真は後日アップいたします。A様、色々と御心配をお掛けいたしました。またお気遣い戴きありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。