「セミナー・講習会」カテゴリーアーカイブ

新米建築士の教科書

i+i設計事務所主宰の飯塚さんの新刊が届きました!その名も「新米建築士の教科書」です。実務に明るい飯塚さんが、「建築家」とせず「建築士」とタイトルにした事は、仕事としての設計者を意識してのことでしょうか(考えすぎかな)。本の中には、青木工務店で施工した現場が多く掲載されております。それぞれ思い出深いのですが、こうやって本として出版されると体系的に飯塚さんの設計に対する考え方などが詰まっているので新たな気づきも多いです。これから私もしっかりと読みつつ、社員や大工にも読んでもらって勉強したいと思います。

ブログの追記です。
読み終えての感想ですが、工務店に所属する建築士にもぜひおすすめな本です。
設計業務という仕事の範囲だけではなく、仕事に取り組む姿勢、お客様への対応、文書管理、データ管理といった基本的な部分も実例とともに紹介されております。
一方で、飯塚さんの著書「間取りの方程式」のように設計者としてよい家を作るためのポイントも網羅。法政大学の講師の経験がこの本の構成に大きく関与しているのではと感じました。

PWAのJISトラス講習

先週は大阪にて、PWA(一般社団法人 中大規模木造プレカット技術協会)さんのJISトラス講習を受講しておりました。

トラスとは、主に屋根構造の部材で、一般的な木造の小屋組と比べて梁間スパンが広く取れる大きな広い部屋などを作る事が可能となるものです。

PWAではJISトラスを住宅用プレカット工場で加工できるように仕様を整理し、ルール化しました。

PWAの理事として運営側でもありますが、技術者としてしっかりと勉強する機会でもあります。 続きを読む PWAのJISトラス講習

住宅省エネ技術設計者講習

水曜日は関内の建設会館にて、設計者向け省エネ講習の講師をしておりました。

昨年4月から建築は省エネ法から離れて建築物省エネ法となり、それと同時に住宅の省エネ基準は平成25年基準(省エネ法の範囲)から少しリニューアルされて平成28年基準(建築物省エネ法)となりました。このカテゴリーは最近勉強したよ、という人も平成25年基準という場合もあります。現在は移行期間で平成25年基準でも平成28年基準でも良いのですが、今年の4月からは平成25年基準は使えません!

とまあ、バタバタの省エネ基準ですが実際に建てられる住宅の省エネ性能はあまり変わりません。省エネ基準よりもどれだけアドバンテージがある住宅を提供するか、それを機械設備ばかりに頼らずに自然エネルギーや
住宅の断熱性能で実現できるか、断熱性能ばかりでなく耐久性やメンテナンス性も考えてバランスの良い住宅とするか、設計者の腕の見せどころです。そして省エネ活動のできる住宅で住まい手の皆様に実現していただくように説明をする事がとても大切な事だと何時も思っております。

設計者でさえまだまだこの分野は知らない方が多いです。しっかりとした知識でより良い住宅を建てて行きましょう!

YKKAP品川体感ショールーム見学

先週の金曜日の午前中は社員皆でYKKAP品川体感ショールーム見学でした。単なる商品展示ではなく、暑さ寒さ、日射熱、日射遮蔽、通風、防犯、防音、防火など窓に関するあらゆる要素を設置して比較できる環境を整えたプロユーザー向けのショールームとなっております。
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目玉は冬の環境を再現した冷蔵庫の中に 続きを読む YKKAP品川体感ショールーム見学

住宅・都市イノベーション総合展2016にて登壇します

来月の14日から16日までの3日間、東京ビックサイトで今年初めて行われる、「住宅・都市イノベーション総合展2016」のセミナーで私も登壇することになりました。

イベントセミナーは5つのカテゴリー(「住宅コース」「都市・ビルコース」「照明コース」「木造建築普及フォーラム」「ビル経営・管理フォーラム」)に分かれており、私は開催中日となる14日(木)に木造建築フォーラムのカテゴリーで、地域工務店の手掛ける中大規模木造建築のお話(WF-7)をさせていただく予定です。

暮れの時期ですが、よろしければ足を運んでみてください!!

施工者向け住宅省エネルギー技術者講習

昨日は施工者向け住宅省エネルギー技術者講習の講師を行なってきました。
平成25年に14ぶりの大幅改訂となった住宅省エネルギー基準ですが、今年度も改訂になっております。
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今回も30名以上の受講者がありました。3年間この講習の講師をしておりますが、 続きを読む 施工者向け住宅省エネルギー技術者講習

秋のお勉強⑦

先週の水曜日は今年3度目のつくばへ。インテグラルさんの構造計算ソフトの講習です。写真は社屋の後ろの公園から撮影しました。駅前しか高い建物がなく、またまばらなので空が広く感じますね。
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今回は許容応力度計算です。これまでのKIZUKURIというソフトから変えるにあたって操作方法を中心に学びます。

グレー本と業界では呼ぶ木造構造計算のマニュアルに添いながら、とても使いやすく、また常にビジュアル的に確認出来るところが良いですね。時間があったら本当にどっぷり浸かりたいほど楽しいです。講習は4時間ほどでしたがあっと言う間の時間でした。

住宅の長寿命化リフォームシンポジウム

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モデレーターを務められる日経BPの安達さんからのお声掛けで、住宅の長寿命化リフォームシンポジウム(東京会場)のパネルディスカッションのパネリストとして登壇させていただくこととなりました。
宅建業法が改正されたばかりの「インスペクション」が主テーマです。
参加費無料ということなので、ご興味のある方、お気軽にご参加ください!

主催:一般社団法人住宅リフォーム推進協議会(リ推協)
後援:住宅リフォーム・紛争処理支援センター
日時:10月21日(金)14:00から16:30

最近の流行の住宅のあり方についてこのところ、ずっとモヤモヤしてしているのがちょっと爆発してしまいそうです。業界団体としてではなく、青木工務店として登壇なので(笑)。

勉強会後の暑気払い

土曜日はお昼過ぎから社員・大工全員が集まり全体会議を行いました。自然災害からのレジリエンス化(強靭化)を目的として今月から導入しました、災害時安否確認システムの説明です。

なんだか大それた表現ですが、簡単に説明を行いますと地震速報が流れた時に、予め登録されたメールアドレスに安否確認の連絡が送信され、受信者はメールからドメインに入り返答することで安否状況が確認できるものです。Safetylink24というシステムを導入しました。

災害発生後は電話が通じにくくなることは皆さん経験されたと思います。一方でSNSなどは繋がっておりました。社員等に個人のSNSを仕事に絡めることは避けたいと思いましたのでこちらを導入しました。また、付加サービスとして会社からは隔離された形で社員が登録した家族などの安否確認もすることができます。

当たり前ですが家族の状況がわからなければ仕事も手に付きませんね。いつ何時起きるかわからない災害に平時から備えることが大切だと思います。参加者全員にテスト作動を行い使い方もマスターしてもらいました。
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終了後は暑気払いの準備です。

元々鮮魚のアルバイトをしていた村木大工が 続きを読む 勉強会後の暑気払い

合同研修会&安全大会

今日は青木工務店恒例の合同研修会&安全大会を小田急ホテルセンチュリー相模大野にて行いました。年に2回の関係者一同会する機会ですので、近況報告を行いました。
今回の基調講演は、経済学者でJ.SRMの副理事長である本澤先生にお越しいただき、中小企業と技術振興のお話をいただきました。私たち中小企業に大きなエールをいただきました!
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安全大会なので安全衛生に関するお話、メンタルヘルス、優秀者表彰と、 続きを読む 合同研修会&安全大会