昨日は大和市N様と打ち合わせでした。暮れにまた敷地内の林の木を伐採したとのことで場所を移して材料を見に行きました。杉や桧などです。こちらも近々搬出して製材をしていきます。
60年生の木材なので、少なくともそれ以上、100年以上は利用してもらえる建物にしていきたいですね。
別の場所には古民家の解体で確保していた地松もありました。シバンムシの小さな穴は古材では仕方がないのですが、構造耐力上に大きな支障がある様子ではありません。再び磨き上げてどこか目立つところに使いたいですね。
「雑記帳」カテゴリーアーカイブ
横浜の近代建築
神奈川県立歴史博物館にて神奈川県庁舎の講習会が4回シリーズにて行われていました。今回は最終回で、見学会となります。講習会が行われていたこの県立歴史博物館の建物自体も横浜近代建築の代表例でした。元は横浜中金銀行(現三菱東京UFJ銀行)本店です。文明開化の明治時代、海外からのものの流れで経済の拠点として大事な役割をしていた事がわかります。設計者は妻木頼黄さんです。日本橋の麒麟の像もこの方が手掛けたそうです。
関東大震災で消失したドームは再建されたものです。当時の銀行建築でも建物地下に金庫があったのは日銀本店とこの建物だけだそうです。震災時にはここの地下が火災から逃れるシェルターの役割をしたそうです。
装飾はドルフィンとの事。港町らしく海を連想させますね。ドームの中も入らせていただきましたが、張りぼてで雨漏りもしていました。
県庁も見学会しました。神奈川県庁舎は実際に知事が執務をしている庁舎の中では大阪府についで古い建物とのことです。庁舎は休みでしたので、人はおりません。
普段は縁もないので入る事はない、知事室です。黒岩知事の書が幾つかありました。
こちらは皇室の方をお迎えする部屋だったところです。現在は一般的に使用されているようでした。皇室の家紋がマントルピースにありました。
自宅の山の木で家を建てる②
先日、引き上げた原木丸太を製材することになりました。昨日は市川屋さんの製材所、フォレスト津久井に施主のN様と一緒に見学に行って参りました。
丸太の小口に赤いペインティングをして、他の丸太と混ざらないように識別しております。
丸太から柱をつくりました。木材はヒノキです。
仕上がりで5寸(約15センチ)程度の太さになるでしょうか。
長い松材はどうしましょうか。
自然な曲がり具合を利用して、タイコ梁にしました。とてもきれいです。
広葉樹のクヌギもありましたので、、
厚板に挽いてもらいました。荒々しい木肌がゾクゾクします。カウンター材などに使いたいですね。
これからしっかりと乾燥をさせていきます。使う直前に修正挽きを行い、仕上げます。市川屋さんの皆様、ご協力ありがとうございました。
自宅の山の木で家を建てる①
坪庭の剪定
青木工務店の神奈川県産木材を使用した長期優良住宅のモデルハウス、「かながわ200年の家」には玄関正面に坪庭があります。将来はエレベータースペースとして利用できるような設計となっておりますが、それまでは癒し空間といういことで石像や緑を植えているのですが、植物の成長は著しいもので見え方が大分違ってまいりました。
葉っぱが覆いかぶさり、石像くんもなんだか窮屈そうです。
とりあえず、伸び放題となっていた枝をいくつか落としてみました。もう少しコンパクトになるように、手を入れながら、タマリュウを買い足してもう少しグランドカバーを増やして見たいと思います。決して陽当りの良い場所ではないのですが、成長は素晴らしいものです。
会社のストックヤードにて
まだ梅雨入りしないでほしいです
薪でお風呂を沸かす
床下点検ロボットmoogle
珍しいフェンス
大和市民祭り
昨日と今日は引地台公園にて大和市民祭りが行われております。
大和市では大和市耐震化促進協議会を大和市と大和商工会議所、建設関連団体とで構成し、市内の住宅の耐震化を進めております。
私は神奈川県建築士事務所協会大和綾瀬支部のメンバーとして今日は一日ボランティアをしております。
神田支部長がFMやまとの取材を受けておりました。耐震に不安のある方は是非無料耐震診断からお申し込み下さい。
昨日は雨模様だったこともあり、今日の人出は例年以上ではないでしょうか。
ボディペイントは人気です。
昔、弊社で工事をした野外ホールではフラダンス。えらい工事だったようです。
引地台公園北側の駐車場にブースを構えております。お近くに来られましたら是非お立ち寄り下さい。
後継者のいない職人
静岡県静岡市清水区にある、曾祖父が85年前に建てた杉山医院は現在も現役の医療施設です。
その大先生から、建物のメンテナンスで出入りをしていた板金屋さんが亡くなり後継者がいないのでせっかくの道具の引き取り手がいないかとお手紙を戴いたので、浜松のサン工房松井社長と一緒に訪問しました。
松井さんは来年完成予定の新しい展示施設に、古い道具を展示したいということでしたのでお連れしました。
奥様と松井さん。始めておあいしたにもかかわらず、たくさんのお話をいたしました。
奥様から思い出話を聞きながら、板金の手道具を見てみました。
専門職種の方に国が取得を推奨してきた一級技能士制度。 続きを読む 後継者のいない職人