「業界活動」カテゴリーアーカイブ

地元木材利用の加速!

一般社団法人神奈川県木造住宅協会では昨年神奈川県と神奈川県森林組合連合会と3者で締結した木材利用促進協定を基に神奈川県産木材の取組みを強化しております。

アンダー7寸木材利用の合意書を今回作成し、神奈川県さん木材の集材状況を鑑みて集成材や米松製材の横架材の7寸せい以下について神奈川県産木材に出来るだけ置き換えていくよう、かなきょう会員の有志でスタートしました。

また、アカネトラカミキリ被害のある木材利用についても公的な試験機関のバックデータを基に神奈川県とも協力して利用機会の拡大をしていきます。 続きを読む 地元木材利用の加速!

全木協建設部会の全国研修会

月曜日は全木協建設部会の全国研修会が行われました。

全木協はJBNと全建総連で構成された団体で、全国40都道府県と木造応急仮設住宅建設などの災害協定を締結しております。

建設部会はJBNの工務店が中心となっております。

私は全木協神奈川県協会の会長として参加しました。

今回は熊本県の全面的な協力で研修会がおこなわれました。

大野理事長が冒頭のご挨拶を行い研修会がスタートしました。

先ずは金融機関より、熊本銀行の桐原さんより熊本地震後の復興公営住宅の資金計画と令和2年熊本豪雨災害での応急仮設住宅の融資資金の話をいただきました。 続きを読む 全木協建設部会の全国研修会

これからの木造の構造

今週火曜日の午前はJBN中大規模木造委員会主催で行われる、設計プランナー・大工向けの計算をしない許容応力度計算講習のSWGを行いました。

全国8都市(東京、仙台、富山、名古屋、大阪、広島、愛媛、福岡、ウェブ)で、中大規模木造建築事例集Vre.2の発表と併せて行われます。

150ページ近いオリジナルテキストを木構造の第一人者でこれまでも様々な本を執筆されてきた細田工務店の斉藤さんが作成してくださいました。 続きを読む これからの木造の構造

JBN全国交流会2023分科会

JBN全国交流会の2日目はJBN全国交流会分科会です。

JBNの各委員の成果報告などを行う場で、父もアメリカのNAHBを模してJBNにも取り入れた取り組みです。

3つの時間帯に6つの分科会が行われました。

1限目は中大規模木造委員会と既存改修委員会で私は中大規模木造委員会に運営側で参加しました。

普段の仕事からお世話になっているアイプラスアイ設計事務所の飯塚さんにはJBNの事業でも一緒させていただいています。

JBNで開発している木造ロ準耐火1号建築物のモデルプランと 続きを読む JBN全国交流会2023分科会

JBN全国交流会in大阪2023

先週は26日27日と2日間JBN全国交流会で大阪に行っておりました。

JBNは毎年全国の会員が集まる全国交流会と、5年ごとには来賓をお招きして開催する全国大会が行われます。

新幹線でお仕事をしているとあっという間に新大阪に到着。

仲間と駅で合流後は早速お好み焼きをいただきました。

会場はグランキューブ大阪です。

広大な会場に500名の会員が集まりました。 続きを読む JBN全国交流会in大阪2023

省エネ適合判定の運用

先週木曜日の夕方は国交省からJBN向けに改正建築物省エネ法施行にあたる省エネ適合判定の運用について説明を受けました。

ブログアップ時点ではすでに国交省から公開されておりますので、公開直前の関係団体への最終確認の意味合いです。

こうしてJBNもヒアリング対象となれた事はありがたいと思いつつ、中小地域工務店のヒアリング対象はJBN他限られていますので言わなければならない事はしっかりお伝えします。

建築基準法改正に伴う確認申請審査手続きもそうですが、簡単なチェックで要件を満たした場合は変更手続き簡便に、詳細な計算ルートでチェックした場合は計画変更など手のかかる手続きに、という整理でした。

しかし先に省エネ基準適合要件化していたフラット35が計算ルート申請が予想より多かったのでそのあたりの体制整備を強く要請しました。

引き続き動向を見守っていきたいと思います。

北海道視察②(JBN中大規模木造委員会)

2日目の午前は札幌の隣、岩見沢市の武部建設さんを訪れました。

武部さんの会社を訪れるのは今回で4回目。

前回は10年以上前でした。

古民家再生に力を入れている武部さん。

開拓民が持ち込んだ古家を解体して使える材を引き取ってストックしています。 続きを読む 北海道視察②(JBN中大規模木造委員会)

北海道視察①夜

初日は当麻町から札幌まで2時間あまりのバス移動。

札幌では当麻町役場の構造設計者の山脇克彦建築設計事務所さんの事務所を見学させていただきました。

ピロティ状に浮いた木造建築が事務所、右に見えるのは自宅で渡り廊下で繋がっておりました。

構造模型ではこちら。

4本の支柱に大きく跳ね出した床スラブ。

見るからに不安定な様子で心配です。

しかも別棟の自宅と渡り廊下で繋がり接続部がいかにも不安ですが、、、。

そこは構造専門の山脇さん。

なんとも軽い口調で構造の解説をしていただきました。

支柱は厚さ19ミリの鋼管杭です。

CLTで受けてLVLのスラブに固定されております。

固定は図太いパネリード。

言うが簡単ですが、杭の施工精度は驚異的ですよ。

屋根を支えるのは樹状トラス。

オブジェの様に見せる為1番下はダミーとの事です。遊び心ですね!

これだけ跳ね出す床スラブは大抵歩くとビョンビョンするものですが、床合成と壁と屋根で箱状に持たせているのでコンクリートスラブの様な剛性でした。

鉄鋼以上ですよ。

まさに驚異的!

窓の組子も試験では3倍程度の耐力壁との事でした。

ルート2での計算で建築確認をおろしたそうです。

素晴らしいスキルで言葉が出ませんでした。

御自宅のポーチ屋根も遊び心満載です。

この部分では担当のベテラン棟梁が施工された様でした。

木造の可能性が広がる見学となりました。

ありがとうございました!

北海道視察①(JBN中大規模木造委員会)

今週は火曜日より2日間、JBN中大規模木造委員会にて北海道へ視察に行っておりました。

暑い関東を離れ、北海道はすっかり秋の気候。

地元の工務店さんからは北海道もようやく過ごしやすくなったと例年よりも秋の訪れが遅かったと話されておりました。 続きを読む 北海道視察①(JBN中大規模木造委員会)

木造建築の壁量と柱の小径と基礎

先週木曜日はお昼を挟み、午前中は住団連建築規制合理化委員会WG、午後は同壁量検討会がありJBNとしてWEB参加をしておりました。

午前中の国交省からの資料と企画推進官の説明では先月までの方針にまた変化があった模様。

法改正により大量の既存不適格建築物を生み出すことは社会的な影響が大きい事を考慮した内容に落ち着きそうです。

7月から8月にかけて要請のあった資料の検討結果なのだと思います。 続きを読む 木造建築の壁量と柱の小径と基礎