「構造計算」カテゴリーアーカイブ

震災への備え

今日で阪神淡路大震災から30年となりました。

その日は私は大学の友人と共に友人宅で課題の模型作りを夜通し一緒に行っていましたので起きていました。

場所は埼玉県大宮市。

船の上のような揺れを感じてテレビを付けたところ大都市エリアを襲った大地震の惨状が次々と映し出されたことを私の脳裏にも今も焼き付いております。

ビルの間をあちこちから上がる煙。

高架の道路から落ちそうになっている車などはまるで映画を見ているのようでした。

このタイミングで、全国の大地震予想の確立も10%ほど引き上げられています。

想定期間から大地震が発生しなかったエリアは 続きを読む 震災への備え

まずはここからの木造構造計算入門!

昨日は朝から都内へ移動。

JBN中大規模木造委員会の今期の事業、構造計算入門講習の打合せを行いました。

リモート会議ですが私は午後の都内こ予定もありJBN事務局でパソコンを借りて参加しました。

構造に弱い意匠設計者や構造計算のロジックを知り現場に活かしていきたい大工さん向けの講習です。 続きを読む まずはここからの木造構造計算入門!

全棟許容応力度計算?

先日、大手プレカット事業者のOBの方と電車で移動しながらの話題です。

「全棟許容応力度計算を自慢に謳っているビルダーほどヤバい」

もちろん、社内で全棟許容応力度計算をしている会社は素晴らしいのですが、多くは外注に構造計算を丸投げしている実態があります。 続きを読む 全棟許容応力度計算?

設計者としてのワタクシ

青木工務店での私の業務は経営者や各部門のマネジメント責任者としての業務が主体的ですが、現場担当者としての業務も多くあります。

工務店の仕事の基本は「作るのが好き」だと私は思うのですが、私自身もなんだかんだと言って好きなのです。

お客様とのコミュニケーションから生活が想像されて、建てられる建物についてもあれこれと考えて生み出されるというプロセスの中で常に思っております。

練られた間取りを構造に置き換えて、そして構造計算ソフトに乗せて確かなものにしていきます。

木組みの方法、樹種や寸法、強度指定を含めた材料の選定、接合部のチェック、耐力壁・水平耐力の調整、バランスチェック、施工の実現性の担保と夜な夜な確かめながら完成させていくのです。

すでに検定がOKでも、後から思いついてより良く修正する事もあります。

構造計算後には温熱計算を行います。 続きを読む 設計者としてのワタクシ

構造計算のノウハウ

青木工務店では、設計施工の現場は許容応力度計算を自社で行って構造の安全性を確認しております。その作業は建築士として私が現在担当しております。ここしばらくはこれから着工する現場の構造計算と温熱計算が続いており、パソコンの画面とにらめっこです。

プレカットのCAMとの連携で初期入力の負荷はだいぶ低減されたとはいえ、あれこれと調整をしたり梁を組み替えたりとバランスを取りながら目標となるスペックを満たしていくにはそれなりのノウハウとテクニックが必要となります。

大まかな流れは 続きを読む 構造計算のノウハウ